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天木直人『安倍中東外遊の失策が招いた人質事件」の動かぬ証拠』

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元々国民のことなど何も考えていないのでしょうね。
以下、本日の天木直人氏のブログより。
 
 
 
 今度の人質事件に関する連日の報道の中で、メディアも政府当局も知っていたに違いないことの数々が、今頃になってあたかも初めての事のように報じられ始めた。
 その中でも、私が最も注目したのは、後藤と名のるジャーナリストが昨年末から行方不明になっていたという事実だ。
 それどころかイスラム国に捕まって、身代金を要求されていたという事実だ。
 メディアは知らなかったというのか。
 いや、後藤氏の人質以前の問題として、湯川遥菜さんという邦人がイスラム国に捉えられ、そのままになっている事は、周知の事実だ。
 これを要するに、安倍首相と外務省は、邦人がイスラム国にとらわれている事を知りながら、のこのこと敵地に乗り込んだということだ。
 乗り込んだばかりでなく、喧嘩を売るような演説と資金援助を、中東外遊の無用さをごまかすために、いや、地球儀俯瞰外交、積極的平和外交などというふざけたパフォーマンスの宣伝の為に、世界に向けて大声で叫んだのだ。
 イスラム国が怒らないはずがない。
 いや、イスラム国は怒るどころか、格好の餌食が飛び込んできたと、ここぞとばかり行動に出たのだ。
 莫大な身代金が取れればもちろんそれでよし。たとえ取れなくとも、日本を震撼させ、イスラム国の正当性を世界に誇示し、有志連合にくさびを打てる。
 今度の人質事件は、まさしく安倍首相と、安倍首相の言いなりになる外務官僚が招いた大失策なのだ。
 そしていま、安倍政権と外務省は、自ら招いた大失策への対応で動きが取れず、さらなる泥沼にはまり込んでいこうととしている。
 安倍政権の中東外交大失策の為に日本が巻き込まれる。
 すべては11年前のイラク攻撃の支持から始まったのである。
 その総括もしないまま現在に至った、政府・政治家・外務官僚の見事な外交的怠慢のツケである。
 ツケを払わされるのはいつも国民だ(了)

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