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天木直人『安倍首相にとってこれ以上ないさみしい外遊になるオランダでの核安保サミット』

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天木氏の予想通りの結果となったようです・
以下、天木直人氏のブログより。
 
 
 
 きょう3月20日の各紙が一斉に書いた。韓国政府は19日、オランダ・ハーグで24日から開かれる核安保サミットの際に日米韓首脳会談を開くとする米国の提案を受け入れることにしたと。
 同時にまた3月20日の各紙は一斉に書いている。日本側が呼びかけていた日韓首脳会談は見送られる見通しだと。
 これを要するに注目された日韓首脳会談は米国が引き合わせた見せかけの三カ国首脳会談に終わるということだ。

 しかもこの空疎な三か国首脳会談の実現さえも更なる裏話がある。それを発売中のサンデー毎日最新号が、鳴海崇記者の「河野談話見直し否定に関する安倍首相の二枚舌」と題して要旨次のように書いている。すなわち米国政府が安倍首相に対し、オバマ大統領の4月訪日のとり止めをちらつかせて迫ったと言う。オランダの核サミットまでに河野談話見直し否定を行えと
 そこまで言われれば安倍首相には選択の余地はない。こころにもない河野談話見直し否定の国会答弁を安倍首相は米国に言わされた。内輪では自分の歴史認識は間違っていないとと言い張っているに違いない。そんな二枚舌で日韓関係が改善できるはずがないと鳴海記者は言っているのだ。もちろん朴大統領もそれは見透かしている。そんな中で開かれる日米韓三か国首脳会談というわけだ。

 今度の核サミットではウクライナ問題や核テロ防止対策など重要な問題が山積している。しかしいずれも安倍首相の出る幕はない。本来なら安倍首相にとってプーチン大統領との6度目の首脳会談を宣伝するサミットにはずだったのにプーチン大統領は欠席することになった。かくて安倍首相にとっての唯一、最大のニュースが米国がおぜん立てした日米韓首脳会談というのであるから、今度の安倍首相のオランダ行きは喜び勇んでいく外遊どころか、気の思い敗北外交旅行になる。同行記者たちは提灯記事を書こうにも書けないさみしい外遊になる(了)

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