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天木直人『金正日総書記の死去は歴史の歯車を動かす大チャンスである』

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金正日総書記の死は、日朝間の関係を正常化するまたとないチャンスではないか、という天木氏の主張は正論と思います。
以下、本日の天木直人氏のブログより。

金正日総書記の死去は歴史の歯車を動かす大チャンスである 

                                 
  金正日総書記の突然の死で日本国中が大騒ぎをしている。
 何をうろたえているのか。
 早晩ポスト金正日体制に移行することはとっくの昔に想定していたはずだ。
その場合のあらゆる対策を考えていたはずだ。
私が残念に思うのはどの報道も、どの専門家も、悪いシナリオばかりを語り、日米韓の協力による警戒を怠るなというものばかりだ。
 私はここに日本外交の救い難き愚かさを見る。
官僚に外交を丸投げしている野田首相や玄葉外相の無能さを痛感する。
 発想を根本的に転換しなければならない。
 歴史を自分たちの手で作ってみせるという気概がなければならない。
 いま日本は何をすべきか。
 野田首相は小泉元首相に頭を下げて弔問外交を頼むのだ。
 小泉元首相が金正恩と会って、親父のやり残した日朝国交正常化交渉の再開を提案させるのだ。
 それは取りも直さず拉致問題と北朝鮮の核の脅威の解決につながる。
 北朝鮮を国際社会に復帰させることができるのは日本だ、という認識が必要だ。
 朝鮮戦争を経験した米国も韓国も中国もそれはできない。
 いまこそ憲法9条を掲げた日本の出番である。
 野田首相は小泉元首相に三顧の礼をもって弔問特使を頼むべきだ。
 いやしくも小泉純一郎が政治家ならそれを光栄と思って引き受けるだろう。
 日本外交にとって千載一遇のチャンスと捉えよ。
 この事を真っ先に堂々と公言するものが出てこないものだろうか。
 発案件は差し上げるから誰か発言してくれないか・・・

 
 読者へのお知らせ
 1.来年2月の小沢塾に講師として呼ばれました。この際小沢一郎に
   どのようなメッセージを伝えたらいいか、読者の意見をお聞かせ
   下さい。
 
                              ・・・以上・・・ 
 
小泉元首相と金正日総書記による平城宣言は、米国と相談なしに進められたため、米国により潰されてしまったようだが、ここはやはり小泉さんの出番ではないだろうか。是非日朝国交正常化を実現して、北朝鮮を国際社会に復帰させてもらいたい。天木さんの小沢塾でのメッセージにも期待します!
以下、NHKニュースより。
 略
 「キム総書記と2回会談しているが、キム総書記が元気なうちに拉致や核、ミサイルの問題などを解決して国交正常化への道筋をつけたいと思っていたので残念だ。会談で印象に残っているのは、独裁者とか暗いというようなイメージはなく、大変明るく率直にものを言う人で、原稿もそんなに見ないで自分の意見を話していた。北朝鮮の国内情勢がまだどうなるか分からないが、誰が最高指導者になっても大変な時期で、だからこそ、北朝鮮は基本方針を大きく変えて核開発を放棄し、拉致問題を解決して国際社会に入ってもらうことを願うばかりだ
「未来志向で臨み、過去の問題をどう精算していくかという問題なので、与野党が拉致や核開発放棄に共通して当たるべきだ。これからも一筋縄ではいかないだろうが、しっかり基本方針を変えないでやってもらいたい。『対話と圧力』の方針は変える必要はないと思っている」

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