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天木直人『逃れられない安倍首相の大震災・原発被災に対する無策の責任』

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国民も、安倍首相と心中したくはないと思いますが。
以下、天木直人氏のブログより。
 
 
 
 きょう3月9日の東京新聞が一面トップで震災復興についての全国世論調査結果を報じていた。
 その結果は「震災復興は進んでいない」と考える者が8割近くに達するというものだ。
 原発ゼロを望む者は7割だ。
 東京新聞が先駆けて行った世論調査だが、震災から3年目に当たる3月11日に向けて、同様の世論調査は大手各紙も行うだろう。
 そしてその結果はおおむね同じ結果を示すだろう。
 これが国民の実感であることは皆が知っている。
 これは何を意味するか。
 ズバリ安倍政権の震災復興に対する不満である。
 その無策に対する国民批判のあらわれである。
 安倍首相は自らの政策を国会で追及されると、自らの政策を語る前に、まっさきに民主党の無策を引用して、それよりはましだと繰り返してきた。
 そう言われれば民主党は反論できない。
 確かに民主党の無策とその責任は大きい。
 私は民主党政権を擁護する気は一切ない。
 しか大震災から3年たった今、はっきり言える事は、もはやその半分に近い期間に政権を担ってきた安倍政権の責任は、民主党政権の責任にくらべてはるかに大きいということだ。
 民主党政権は震災の衝撃とその直後の緊急対策に追われた一年半だった。
 それに比べ、安倍政権は民主党政権の政策の反省に立って、本格的な復興対策ができる1年半だった。
 おまけに民主党の大失敗のおかげで、通常では得られないはずの多数議席を衆参で持たせてもらった。
 近年まれにみる強い政権だ。
 その気になれば何でも出来たのだ。
 実際のところ、解釈改憲とか、歴史認識の見直しとか、自分がやりたいことは、歴代の自民党政権の伝統を否定するようなことまで行っている。
 不要・不急の個人的政策に国民から与えられた権力を乱用し、肝心の震災復興・原発対策については取るべき策をとろうとしない。
 原発政策に至っては、再稼働ばかりに走って、被ばく者救済や除染や汚染水対策については無策の極みだ。
  私には安倍外交の大失態があまりにも目につくので、いきおい外交面での安倍批判に走りがちだ。
 しかし安倍首相の本当の大失態は景気回復と震災復興の遅れに違いないは。
 その中でも災害復興、原発事故対策は緊急を要する国民的課題である。
 安倍政権に代わる政権が一日も早く出来て、震災復興・原発対策について正しい対策を急がなければ、日本は取り返しがつかない国になる。
 日本が沈没寸前で踏みとどまれるかどうかの瀬戸際である(了)
 
 
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何よりも優先すべき課題は明らかだと思います。
以下、日本経済新聞様より。
 
 
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故による住民避難が続く福島県で、体調悪化などが原因で亡くなる「震災関連死」の死者が19日現在で1656人となったことが県などのまとめで分かった。津波など震災を直接の原因とする死者1607人(10日の警察庁集計)を上回った。
 福島県は現在も約13万6千人が県内外に避難しており、県の担当者は「それまでの生活が一変した上、帰還など将来の見通しが立たずにストレスが増していることが要因」とみている。岩手県の関連死は434人、宮城県は879人で、福島県の多さが目立つ。
                                  略
 19日現在で関連死と認定された人を福島県の市町村別で見ると、南相馬市が最多の447人。次いで浪江町が317人、富岡町が225人と続く。南相馬市は一部が、浪江、富岡町は全域が原発事故の避難区域に指定されている。
                                  略
  浪江町仮設診療所の関根俊二医師は「自力で歩けなくなるなど、長引く避難生活で高齢者は急激に弱っている。農作業など生きがいを持って生活できる環境を早く整備することが必要」と指摘している。〔共同〕
 
 
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3月8日、9日と全国各地で脱原発を目指す集会・デモが行われましたが、台湾でも雨の中、大規模な抗議行動が行われたようです。以下、毎日新聞様より。
 
毎日新聞 2014年03月08日 18時41分(最終更新 03月08日 19時30分)
雨の中、反原発を訴えデモ行進する参加者たち=台北市内で2014年3月8日、鈴木玲子撮影
雨の中、反原発を訴えデモ行進する参加者たち=台北市内で2014年3月8日、鈴木玲子撮影
 【台北・鈴木玲子】台北郊外の新北市に建設中の台湾電力第4原発の建設中止などを訴える反原発デモが8日、台北市や南部・高雄市など8カ所であった。環境保護団体などが呼びかけ、原発立地の地元住民や若者らを含め、数万人が参加した。台湾で原発は3カ所に2基ずつ計6基が稼働し、さらに日本企業が主要部分を供給する第4原発(2基)が建設中。2011年の東京電力福島第1原発の事故後、地震多発地帯の台湾では原発の安全性を懸念する声が上がっている。
 
 
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3.9三宅雪子さん 
 
 
 
 
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3.8反原発ジグザグ会

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