昨日は、、国会・霞ヶ関官庁一帯を国民で占拠し、原発無くせ!の圧倒的国民の意志を国に突き付けよう、という日で、全国からたくさんの人達が結集しました。
1時半頃には国会議事堂前駅に着きましたが、国会前は、まだ人はまばらで、警官と警察車両ばかり。
1時半頃には国会議事堂前駅に着きましたが、国会前は、まだ人はまばらで、警官と警察車両ばかり。
その中、主催の反原連の人達が忙しく準備してくれていました。
1時からのデモが中止となってしまったので、取りあえず経産省前テント広場に行くと、そこはかなりの人だかり。
日大全共闘の旗が数本見え、明大全共闘の旗もあったので、その近くを見ると、yajiumaさんがいました。
こういう集会でしか実際にお会いすることはないのですが、ご挨拶して、少しお話しを。
その後、デモが中止となった出発予定地点の日比谷公園に行ってみました。
そこでは、「ファーマーズ&キッズフェスタ2012」という全国美味いもの店?のような催しが行われていて、たくさんのテントが出店していました。中には、、『食べて応援』のようなコーナーもあったようです。
また、『東京都観光菊花大会』なるものも行われていて、主催者は東京都、後援が「農水省」などの官庁のオンパレード。デモ出発予定だった霞門に案内板が出ていたので、案外、こちらのほうがデモ中止の判断を招いたのかも・・・。
日比谷公園には緑の党などの人達が集まっていましたが、皆、徐々に国会方面に移動を開始したので、私もまたテント広場の方へ。すると先程よりはるかに沢山の人がテントひろばを囲んでいて、その中で、福島の女性たちが力強いかんしょ踊りを。(「かんしょ踊り」は会津地方の盆踊りで、年貢の苛酷な取り立てに対する民衆の怒りが込められている、と言われています。)
そして、3時から各省庁への抗議行動が開始されましたが、テントひろばからのデモの先頭には、福島の「希望の牧場」から参加した牛のモニュメントが。
そのあとに、女性を中心とした「かんしょ踊り」の一隊が続きました。予定より早く雨が降り始めましたが、経産省前にて抗議、その後、外務省前でも「原発輸出」政策への抗議を。
次に、農水省前に行き、そこで、「希望の牧場」代表の吉沢さんが、満身の怒りを込めて抗議のスピーチをされました。
牛飼い農家を営んでいた吉沢さんの怒りは、原発事故を起こした東電、国、へ。また、牛たちに殺処分を迫る政府・自治体に向けられていました。原発事故で生活を奪われ、さらに牛たちも殺せ、というのは、やはり耐えられないことなのだと思います。吉沢さんは、牛たちにはすでに被曝の影響が出ており、殺処分にせず、そのまま生かして、被曝の研究・調査に役立ててほしい、と強い口調で話されました。
雨がかなり降ってきたため、みなさん用意してきたカッパなどをはおり、予定を早めて国会前へ向かいました。
車道を使わしてくれないため、歩道はかなりの混雑で、少しずつしか進めませんが、何とか国会前あたりに行けました。マイクを通して、湯川れいこさんの声が聞こえてきましたが、姿を見ることは、とても出来ない状況でした。
反原連の主催者の一人、ミサオさんのスピーチの中で、次の選挙で日本の脱原発の可否が決まるので、脱原発の声をさらに強めなければ、言われていましたが、原発を止めるには、やはり、選挙で過半数をとらなければならないのだと思います。国民の賢明な判断を期待します。
人は通れない車道を通れる二輪車隊の活躍!
私は、初めて映像でなく、生で「かんしょ踊り」を拝見しましたが、年長の方の踊りは、実に感動的でした。
低い姿勢で、下を向いたまま、手と足を同時に出すのですが、足はしっかり大地を叩き、手はその足の蹴り上げる力を得て、握ったこぶしが天に届くかのように見えました。
貧しき日本の農民の生活の中から生まれ、引き継がれてきた、たとえ、上を見ることは出来なくても、抵抗し続ける誇り高き民衆の魂を感じさせてくれるものでした。