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[転載]12月5日に敦化遺棄毒ガス裁判★日本政府の第二の犯罪行為です。今回、とうとう要求していた国側の証人尋問がついに実現します。4時間の長丁場です。

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中国に放置されている日本軍が中国に遺棄した毒ガス 30万発から200万発と言われています。

日本政府発表40万発、他方、中国政府発表200万発。
ここでも、日本政府は、自分の犯罪行為の規模を小さくしようとしているだろう。
一番知っているのは日本政府であり、日本政府は、都合の悪い事は隠すので。

現在も、福島原発事故でも、天災ではなく、完全な人災にもかかわらず、重要情報は、国民に隠す。



●日本軍は、<国際法で禁止されている>毒ガスを、
ソ連が攻めてくるのを防ぐために、<満洲のソ連国境に近い部隊>に大量に配置しました。

しかし、ソ連が攻めて来た時に、<軍人はいち早く>逃げ出しました。
満洲に多くの日本人が開拓団として移民していましたが、
<その大量の日本国民を守ることをせず>に、<知らせずに>一番に逃げ出しました。

更に、逃げた後、ソ連軍が怖いので<鉄道や橋を破壊したり>して、
開拓団が逃げるのができなくしたりしました。

教訓:
★★軍隊は、決して国民を守らない。★★
世界に冠たる<大日本帝国>の<関東軍>の本質がここにあります。

そして、<毒ガスは国際法違反>だから、地中に埋めて<重大犯罪を隠した>訳です。

満洲から逃げた<関東軍は、日本に逃げ帰った>ので、多くが生き延びたのです。
毒ガスを埋めた人間、そのことと<埋めた場所>を知っている人間が、日本国内にいたのです。

戦後、日本政府が、<真剣に><毒ガスを埋めた調査>をしていれば、被害は防げたのです。
つまり、<戦後の>日本政府も毒ガス使用を<隠して>来ました。

他方、日本国内では、被害を出さないようにしています。
現に、毒ガスは、日本国内にも配備されました。
<日本本土決戦>の為に、<上陸地点の沿岸部を中心に各地に>配備され、
それに対しては<徹底的に調査して>、この毒ガス弾の処理をしています。

それと同時に、毒ガス弾の<日本国民の被害者>には、キチンと損害補償をしています。

日本国内の毒ガスに対する対処と
同じことを、
中国の満洲の地でも行なえば、戦後に多くの被害者を出さずに済みました。

今回、この<戦後の日本政府の隠匿体質からの犯罪行為>が裁かれているのです。

とうとう、要求していた<国側の証人尋問>が<ついに実現>します。
多くの方の傍聴をお願い致します。

勿論、小生も傍聴する予定です。
<日本の正義>が貫かれるように、傍聴席を満席にしましよう。

戦争責任を、今、果たすべきです。
起こした罪は償わなければならない。




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荒川です。

12月5日に敦化遺棄毒ガス裁判が
地裁大法廷103号法廷で行われます。

チラシやはがきでは709号法廷で
ご案内していますが急遽
大法廷に変更になりました。

11:00~16:30
(12:00~13:30昼食休憩(予定))
長時間になります。

今回は

★要求していた<国側の証人尋問>が<ついに実現>します。

★<2004年に>周君劉君は吉林省の敦化で毒ガスの被害にあいました。

★しかし<1991年に>日本政府は中国に調査団を派遣しています。
<吉林省に行き、敦化の現地を視察し>、中国政府の代表と
話し合っているのです。
当時の調査団の団長など、二人を証人尋問します。

長時間になります。
午前から傍聴される場合は
少し早めにおいでください。
(途中からでも傍聴できます。)

裁判終了後、弁護士会館1002号会議室で
報告集会をおこないます。

転載元: ナザレのイエス御自身の信仰の形成過程と見えたもの


「裁量」という名の逃げ道を堂々と認めた元最高裁判事 

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裁判所が法の番人というのも神話だったのではないでしょうか。司法権を国民が取り戻さなければ、この国を変えることは不可能だと思います。
以下、昨日の天木直人氏のブログより。

裁量」という名の逃げ道を堂々と認めた元最高裁判事 

  
 またもや冤罪事件の悲劇が明るみになった。
 冤罪事件が起きるたびに私が不思議に思うのは、警察、検察の誤りは糾弾されるのに、冤罪判決を言い渡した裁判所の責任が問われることが一切ないという事である。
 その事に合理的根拠があればまだ許せる。
 しかしどう考えてもそれが見当たらない。
 政治家や官僚やこの国の有識者たちが、そしてなによりもこの国の大手メディアが、正面から最高裁判所を批判した事を私は知らない。
 それでも最高裁の裁判官が、「・・・その良心に従ひ独立してその職権を行ひ、この憲法及び法律にのみ拘束される・・・」(憲法76条)のであれば、まだその判決を尊重してもいい。
 しかし、その実態が「法の支配」から逸脱しているとすればどうか。
 
 この点に関し、11月30日の朝日新聞「耕論」が、元最高裁判事であった園部逸夫氏の原発訴訟に関する驚くべき発言を掲載していた。
 そのさわりの部分は次のとおりだ。
 「・・・最高裁には、行政庁の言うことは基本的に正しいう感覚があるのです。それを理屈立てするために『行政庁の自由裁量』という逃げ道が用意されています。 一つは『専門技術的裁量』と言います。(原発の)安全性について『看過しがたい過誤・欠落』がない限り、高度の専門知識を備えた行政庁の判断を尊重するわけです。
 もう一つは『政治的裁量』で、例えば『経済活動に原発は必要』といった行政の政治的判断に委ねる。特に最高裁は、地裁・高裁よりも国策的な問題について軽々に判断しにくいのです・・・最高裁では『常識的な判断』というものが出てくる。まことにいわく言いがたい・・・国策にからむ問題に深く立ち入って判断をすることへの『消極的な感覚』とでもいうようなものがあるのです・・・」
 しかも園部氏は、最高裁の判決文は裁判官ではなく調査官が起案し
ている
事を認めた上で次のように述べている。
 「・・・裁判官のエリートコースを歩む調査官が『失敗したら大変だ』と無難にふるまったら、どうしても司法の流れは保守的になりますよ・・・」
 これはとんでもない発言ではないのか。
 園部氏を国会に証人喚問し、この発言の真意を国民の前で明らかにすべきではないのか。
 司法改革とは、裁判員制度をつくったり、検察審査会に強制起訴の権限を与えたりすることではない。
 最高裁を国民が監視できる裁判所改革を行なうことである
                                       
 そいうすればこの国は少しはよくなるに違いない。

[転載]美味しい支援企画です。「拡散希望」

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お知らせ

チョコ募金の受付を開始しました。お申し込みをお待ちしております。

チョコ募金とは?

「チョコ募金」は、イラクと福島の子どもたちを支援するための募金です。
JIM-NETのチョコ500円から
   300円はイラクへ
    → 小児がんの子どもたちの医療支援に
   50円は福島へ
    → 子どもたちを放射能からまもる活動に

募金してくださった方には、カードつき缶入りチョコをプレゼント!

セット内容:チョコ4缶&カード4種 (カードをクリックするとメッセージが読めます)

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*北海道の六花亭のチョコレートを使用=ハート型のチョコが1缶に10枚入って います。
味は、チョコ、モカ、ホワイトの3種類。
*パッケージには、イラクの子どもが日本のために描いてくれた絵を使っています。
絵を描いてくれたイラクの少女ハウラのストーリー
ハウラは、イラクのサマワ出身の女の子で、現在15歳です。
2005年に白血病になりましたが、サマワからバスラの病院までは300kmもあり、遠路の通院は病気の身には大変厳しいものでした。(続きを読む)

お申し込み

12月20日以降のお申し込み分は年明けの発送となりますので、あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。
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1セット(4缶):2,000円 ※セット単位で受け付けています。
ご入金方法
募金のご入金は、チョコレート到着後となります。
チョコレートに同封されております郵便振替用紙にてご入金ください

転載元: 支離滅裂でも、真実を?

未来を孕む・女たちの「とつき・とおか」のテント村行動―開始へ

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『女たちのとつき・とうかテント村行動』が始まったようです。その行動の意味と可能性を、以下、9条改憲阻止の会、様より。
 

未来を孕む・女たちの「とつき・とおか」のテント村行動―開始へ

<9条改憲阻止の会>
■  師走、何となく身もこころも忙しく感じてしまう。言葉の摩訶不思議な働きかと思う。その師走の冒頭から「原発いらない福島の女たち」の世話人である椎名さん発案の「未来を孕む・女たちのとつき・とうかテント村行動」がはじまった。「とつき・とうか」というこどもを孕む女性の存在はかつて母系社会と贈与社会の基盤になった。母型が社会の基本的基盤になったのである。歴史の中でいつか社会は男系社会と交換中心の社会に転じた。そして今、この社会はこの世界的に行き詰まり、多くの矛盾が露呈されてきている。西欧(アメリカ・ヨーロッパ)の金融危機はそのひとつであり、日本の大震災や原発震災はそれと連動している。近代西欧の文明を世界的文明としてきた時代は大きな転換を意識せざるを得ない段階にある。誰もがこころの奥底で聞いている声である。だが、時代が何処へ行くのかは誰も明瞭にできないし、指南力のある指示向線はない。歴史に参画する個人の声が溢れ出て社会を尽くさなければ視界が開けてくることはない。その時、僕らにこれが何より大事といえるものがある。現在の社会の転換には社会の根源にある女たちの声が社会の決定力として登場してくることだ。そして、歴史の彼方に忘れられた感のある母系社会が見直されることだ未来が見えてくることは過去が見えてくることに他ならないからだ。原発社会が象徴する現在社会にさよならするには未来と過去の世界が見えてこなければならない。何処に向かうのか濃霧に閉ざされたような社会の視界が開けられることだが、そのキーをなすのは女たちの声であり行動である。無意識も含めて人々に響きある声である。それが繋がったとき社会は変わる。未来がそして過去が僕らを呪縛している歴史像を超えて見えてくる。
 
■  「とつき・とうか」。決して短い日々ではない。だが僕らはこの行動にこころから賛同し、協同の行為として参画させてもらいたと思っている。3月11日から8カ月を過ぎ9カ月に近づいているが、復興は遅遅として進んでいない。福島第一原発の収束は出来てはいない。放射能汚染も収まっていない。依然として僕らは何よりも放射能汚染に晒されている「福島の子供たちを守る」こと優先的事柄として強調しなければならない。それが第一にやらなければならないことだ。あらゆる手段と方法でこれをやることを僕らの共通事にすることを確認し、再稼働阻止に闘いと両輪のごとく推し進める
 
「女たちのとつき・とうかテント村行動事項」
  生活時間:10時~15時
  生活場所:テント村
  問い合わせ先:椎名千恵子。事務局;高橋幸子。  
                                        (文責 三上治)
 
 
                           ・・・以上・・・
 
 
原発社会を産み出した現代日本社会、その構造を根本から変えるための基盤は、確かに、日本ほんらいの女系社会にあるのかも知れません。
かつてのウーマンリブとは違った、日本社会の古層に流れている、命を尊ぶ女系的・親和的な意識を思い出し、未来へつなげようとする試みは、希望を孕んでいるように思います。
「未来を孕む・女たちのとつき・とうかテント村行動」の成功を祈ります。
 
 
 
 
 
 

城南信金、東電の電気買いません 「脱原発」取り組み

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城南信金の脱原発行動の取り組みがまた一つ発表されました。
電気料金も安くなるようです。
個人にも電力購入先を選択する権利を!
以下、47news様より。
 城南信用金庫(東京)は2日、本支店などで使用する電力について東京電力との契約を解除し、ガスや自然エネルギーの電力を販売する「エネット」(東京)から購入する、と発表した。来年1月から始める。城南信金は福島第1原発事故後、「脱原発」を宣言しており、今回の取り組みもその一環。
 
 城南信金は、年間約900万キロワットの電力を使う全85店のうち77店でエネットに契約を変更する。契約の切り替えに伴い、年間の電気料金は従来の約2億円から1千万円減らせるという。8店舗はビルに入居しているなどの理由で、引き続き東電から供給を受ける。
 
2011/12/02 19:03   【共同通信】

武田邦彦『なるほど! 福島県の政策が理解できなかったワケ』

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福島県は、県民の被曝を減らすことなど関心がない、ということでしょう。
以下、武田先生の昨日のブログより。
 
 
なるほど! 福島県の政策が理解できなかったワケ


 


 
福島県の人が被曝を避けて県外に出るときに大きな役割を果たした「民間賃貸住宅借り上げ制度」、それが201112月をもって廃止されようとしている。この制度は福島県から他県に避難した人がアパートを借りるときに、2年間、国が家賃を払うというもので、この制度のおかげで被曝量を減らすことができた福島の子供たちは数が多い。
 
ところが、福島県は、(1)災害救助法に基づく緊急措置で、恒常的な施策でない(2)避難先の自治体から「期限について一定の目安が必要」と指摘があった(3)東京電力福島第1原発の「ステップ2」(冷温停止状態)が、政府の工程表通りに年内達成が見込まれる、という3つの理由を挙げて、この制度を自ら断ることにした。
 
福島から他県に移った人は福島がイヤになって移動したわけではない。住んでいるところの放射線が高く、11ミリシーベルトを超えるからに他ならない。つまり、日本の法律に基づいて子供を守ろうという行動である。
 
だから、「福島の子孫を大切にする」という考えであれば、国に訴えてでも制度の延長を願うのが福島県と思うが、それが逆になっている。理由を見ても支離滅裂。緊急避難の制度だが、まだ福島県は11ミリには遠い。だから臨時措置だから止めるという理由は理由になっていない。
 
他県がいやがるからというけれど、今のところ他県からそういう話はでていない(隠しているなら民主主義や原子力の公開の原則に反する)。さらに原発の冷温停止が問題では無く、土地の汚染が問題なのに、それもすり替えている。
 
・・・・・・・・・
 
理解しがたいことだが、福島県は「福島の子孫(子供と女性の卵子)を被曝させたいと願っている」ということになる。なるほど! これで福島市が「11ミリを120ミリ(レントゲン400回)に変えてくれ」と国に要請したり、被災地の自治体としては考えられないことがあったのだが、そうだったのか。
 
福島県と私は同じ日本人なので、どうしてもこのような方針が理解できない。今からでも遅くないから、制度の撤回の方針を撤回してできるだけ福島の子孫が被曝しないように制度を残し、除染を進めて貰いたい。
 
でも、このような政策を採る福島県に対抗するにはかなりの力のある運動が必要だろう。それを押さえ込むために被曝の法律をすべて隠し、特別の思想をもった医師や専門家を呼んだワケも判ってきた。可哀想に・・・
 
(平成23123日)
 

武田邦彦

【12月11日〆切】署名「ずさんな除染に加担させないでください」

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被害者である国民がさらに苦しめられ、分断されていってしまうことに抗議を!
以下、ハイロアクション様より。

【12月11日〆切】署名「ずさんな除染に加担させないでください」

 
  • 2011年12月3日 7:33 PM
 福島集団疎開裁判でも注目を集めている郡山市。除染に関する署名が始まっています。ご協力をよろしくお願いいたします。
 

福島県郡山市「ずさんな除染に加担させないでください」の署名運動です。

郡山よりSOSです☆
「ずさんな除染に市民を巻き込まないで!」
人口密集地では町内会にわずか50万円で除染を丸投げするかと思えば、人の住んでいない20キロ圏内の高線量地域は70億以上をかけてゼネコンや大企業に除染実験をさせるのだという。私たちは、キテレツで残酷なこの国のありようを目のあたりにしています。
避難をする・しない、内部被曝や低線量被爆の危険を認める・認めない、ずさんな除染をする・しない・・・・次から次へと、なんで被害者である市民が分断されなければならないのでしょうか。憎むべきは、加害者であるにもかかわらず、市民に踏み絵を押し付ける行政のやり方であり、本来的に責任があるはずの東電なのに。
郡山では、そうやって市民をずさんな除染に巻き込み、被曝を拡大させる除染を止めるための署名を集めています。添付しますので、みなさんどうぞご協力ください。
みなさま、なるべく早めに用紙下部の送り先に集めた署名をお送りください。
オンライン署名はこちら(12月11日締め切り)

郵送・ファックスはこちらから↓
放射性物質の除染作業による被爆から守るため市民に除染作業をさせないことを求める署名(←こちらに署名用紙リンクしています)
①こちらの署名用紙をお手元で印刷してください
②近くの方にお願いして、署名を集めてください。
③そして集まったら12月11日までに以下の宛名に送って下さい。
たくさんでなくても一枚でも1人でも小さな声が集まればきっと何かが変わるはずです。
11日が日曜日ですので郵送される方はご注意下さい。
〒963-8701
福島県郡山市富久山町八山田字中台南18
安全安心を求めて行動する会 御中
TEL&FAX 024ー921ー8997
わずかの期間ですが
どうか郡山市民のみなさんを被曝から守るためにご協力よろしくお願いします。

「東電社内の08年の大津波想定」を拒否したのは当時の管理部の部長・吉田だった

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吉田所長は東電関係者で唯一信頼できる方と思いますが、過去にはやはり安全面への配慮を欠いた決定もあったようです。
以下、ちきゅう座様より。
 

     「東電社内の08年の大津波想定」を拒否したのは当時の管理部の部長・吉田だった
 
2008年に東京電力社内で、福島第一原発に想定を大きく超える津波が来る可能性を示す評価結果が得られた際、原発設備を統轄する本店の原子力設備管理部が、現実には「あり得ない」と判断して動かず、建屋や重要機器への浸水を防ぐ対策が講じられなかったことが27日、分かった。東電関係者が明らかにした。(略)東電関係者によると、社内研究の成果である新たな評価を受け、原子力・立地本部の幹部らが対応策を検討した。その際、設備を主管する原子力設備管理部は「そのような津波が来るはずはない」と主張。評価結果は学術的な性格が強く、深刻に受け取る必要はないとの判断だったという。同本部の上層部もこれを了承した。
 
○原子力設備管理部は、06年に発覚したデータ改ざんの再発防止のため実施した07年4月の機構改革で「設備の中長期的な課題への計画的な対応や設備管理の統轄をする」として新設された。部長は発足時から昨年6月まで吉田昌郎現福島第1原発所長が務めた。東電は08年春、明治三陸地震が福島沖で起きたと仮定、想定水位5.7メートルを大幅に超え、最大で水位10.2メートル、浸水高15.7メートルの津波の可能性があるとの結果を得た。東電関係者は「評価結果をきちんと受け止めていれば、建屋や重要機器の水密性強化、津波に対応できる手順書作りや訓練もできたはずだ」と指摘している。 (毎日新聞11月28日号より抜粋)

武田邦彦『新聞の社説と私の考えの違い・・何が「無用」か?』

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 昨日、ガストへ言ったら、ただで読売新聞を配っていたので、読んでみたが、その社説にビックリ!今日の武田先生のブログでも取り上げられていたので、以下に。
 
 
 
新聞の社説と私の考えの違い・・何が「無用」か?


 


 
リサイクルや温暖化の報道の時から、私は新聞の社説にはかなりの違和感をもっていた. 社説は「意見」を書くのだから、その人、その人によって違っても良いのだけれど、「意見」の前に「事実」があるのだから、あまりにも「事実」や「学問」に反する「意見」は科学者として同意できないところがあるからだ。
 
              略
 
その意味で、原発事故についての新聞の社説も違和感がある。最近の大新聞(読売)の社説(2011年12月4日)からピックアップすると、その論点は次のようなものである。1)被曝より野菜不足の方がダメージが大きい、2)1生100ミリだから1年1ミリはメヤスにしか過ぎない、3)無用な不安が拡散し続ける状況を放置しておくべきではない。
 
私から見ると、ムチャクチャな論旨だが、大新聞の社説だからそれなりの根拠はあるだろう。でも、到底、科学的とは考えられない。
 
まず第一に「野菜不足」は150ミリシーベルト程度の被曝と同等ということで、この社説の言う100ミリの被曝とほぼ同程度ということだ。しかし、現在の被曝の問題は、「5歳の子供が東電のミスで15歳でガンになるかどうか」が心配されているが、「野菜不足」の調査はその詳細が必ずしも明らかになっていないが、概略の報告を見ると全年齢を対象とした調査で、特に「忙しい都会のビジネスマンが野菜不足になる」という結果になっている. 
 
また、野菜不足は本人の注意に属することであり、被曝は強制的なリスクである。これまでのリスク研究によると、能動的リスクに対して受動的リスクの感度は約1000倍ということであり、野菜不足のリスクが被曝のリスクに比べて1000分の1であれば、その危険は「安心」という点で同等に感じられる.
 
また、今、心配されている子供、妊婦、女性などの問題と、都会のビジネスマンの比較はほとんど科学的には意味を持たない.たとえば、50歳以上の人は血圧が高いのでお風呂の事故が多いが、それと子供の被曝を比較して、「老人がお風呂で倒れる危険性と、子供が被曝してガンになる危険性が同程度」などという比較は科学ではない.
 
次に、1生100ベクレルということが事故後、急に出てきたが、放射線によるガンの発生メカニズム、人体の代謝、年齢による変化などを考慮すると、「1生100ベクレル」という根拠を見たことが無い。もっとも長い期間で5年であり、科学的根拠ばかりか法律的な根拠にも乏しい.
 
さらに、「無用の不安が拡散しつづける」ということについて、「放置すべきではない」という強い言葉を使っているが、この「無用の不安」というのは、1)法律で定められた1年1ミリシーベルト(食材を含む)以下の地域で不安を感じること、2)法律で定められた「管理区域」の中でもなにも防御がされていない地域で不安を感じること、さらに、3)法律に違反した1年5ミリ(セシウムのみ)の給食で不安に感じること、などの何を指しているのか不明瞭である.
 
内部被曝も入れた1年1ミリ以下の生活ができる場所で不安に感じるのは「無用」とまでは言えないが、やや過剰な心配かも知れない。しかし、現実に福島原発からの漏洩量が80京ベクレルと膨大なときに、それでも若干の不安を感じるのは正常であり、「放置すべきでない」という表現は不適切と思う.
むしろ、法律で定められた限度を超えた危険な場所でお母さんが子どもの健康を心配することを「無用」ということなら、それは脱法行為を新聞の社説で主張するのだから、むしろ穏やかではない。
 
次に、1)管理区域を設定すべきところ、2)法律的に東電が除染すべきところ、さらには、3)給食に汚染された食材を使っている場合など、むしろ大新聞はそれについて国や東電、さらには教育委員会に対して厳しい指摘と取材が必要である。子供の発がんは被曝から短くても4年、標準的には10年なので、大新聞も法律を超えた被曝で10年後に発がんするかどうか判らないはずだ。
 
判らないことなのに、ハッキリした根拠を示さずに、また被曝量を限定せずに「無用の不安」と言うことを社説で言う見識を疑う. 科学技術立国として冷静で科学的な論評を望む。
 
(平成23125)
 

武田邦彦


以下、昨日の読売社説。こんな会議にも国民の税金が使われているのだろうか???

放射線の影響 冷静に健康リスクを考えたい(12月4日付・読売社説)

 放射線は人体にどんな影響を及ぼすのか。
 東京電力福島第一原子力発電所の事故以降、多くの人が頭を悩ませているこのリスク問題について、専門家の会議が、今月半ばにも報告書をまとめる。
 細野原発相が先月、内閣府に設けた「低線量被ばくのリスク管理に関するワーキンググループ」が議論を進めている。放射線の影響に関する情報を整理して、知見を国内外に広く発信する目的だ。
 これまでの会合の中で、細野原発相は、この問題について科学的根拠を分かりやすく示すよう、専門家らに求めてきた。
 多くは、「被ばく影響を表す単位(シーベルト)で100ミリ・シーベルトまでなら、統計的に健康影響は認められない」と述べている。
 被ばくした量を、期間に関係なく合計した値だ。会合では、わずかの被ばくでも危険とする意見もあったが、その根拠には多くの異論が出た。一連の議論で、「100ミリ・シーベルト」がリスクを考える目安と再確認された意義は大きい。
 原発や病院など被ばくの恐れがある職場では、被ばく量は5年間で最大100ミリ・シーベルトという基準が法律で定められている。
 一般の人については、さらに安全を見込んで年間1ミリ・シーベルト程度に抑える、との目標を政府が掲げている。目安の100ミリ・シーベルトまでは幅がある。1ミリ・シーベルト以上の被ばくリスクを冷静に考えたい。
 会合では発がんなどの健康リスクとの比較も紹介された。例えば喫煙は1000~2000ミリ・シーベルトの被ばくリスクに相当する。
 肥満は200~500ミリ・シーベルト、野菜不足は100~200ミリ・シーベルトだ。万が一の放射能汚染を恐れて野菜は食べない選択をすれば、より大きな健康リスクを背負い込みかねないことを示している。
 こうした比較をすると、以前は自ら選んだリスクと、原発事故で一方的に浴びせられるリスクを一緒にするのか、との反発が出たものだ。今回の会合は、ようやく落ち着いて比較や議論ができる状況になったと見ることもできる。
 国民一人ひとりが、放射線のリスクを冷静に判断できる情報を提供するなど、政府には的確な対処が求められる。
 避難住民が故郷に戻る際の判断にも資するはずだ。食の不安軽減や風評被害の防止、放射能の除染作業の優先順位づけ、子どもを外で遊ばせるかどうかの判断などにも、広く役立つと期待される。
 無用な不安が拡散し続ける状況を放置しておくべきではない。
2011年12月4日01時11分  読売新聞)

武田邦彦『一人ぼっちの大人』

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世界から見ると、やはり日本人は本当の大人ではない?のだろう。
以下、12月4日の武田先生のブログより。
 
 
一人ぼっちの大人

 
  
いつから幼児化したのだろうか? 漫画世代と言い、草食男子と言われた世代ではない。今、もっとも幼児化したのは今度の原発事故でも「安全だおじさん」に変身した人のようにおもう。つまり、すでにリタイアした年代の男性がもっとも愚かなように感じる。
 
でも、タクシーに乗って運転手さんと話しても、一日の乗降客が1000人にも満たないような駅の前の喫茶店に入っても、ヨーロッパ通貨危機や落ち葉と人生の関係を話し合うことができる。
 
地震に襲われれば沈着冷静、世界の見本になるような民族なのに、世界から見るとまるで幼児化した集団、一人ぼっちの大人が集まった国のようだ。
 
・・・・・・・・・
 
世界で日本だけが温暖化防止といってCO2(二酸化炭素)の削減をしているのに、重要なエネルギーの議論をするときに「CO2を削減できるから、この発電の方式が良い」と語られる。重要な決定を意味のない根拠に求めるのだから、どうしたのだろうか? 世界で誰もやっていないのに、日本の中だけでは「みんなで渡れば怖くない」というように見える。
 
あれほど大きく、影響力の強いアメリカは世界の自動車用ガソリンの53%を消費していて、一向に「脱石油」をしようとしていない。あれぐらい大きな国だから、ひとたび路線を間違えると修正は聞かずにまっさかまさに落ちることはよくわかっている。だから、仮にアメリカが「石油が枯渇するか、あるいは原油価格が上がる」と思っていたら、鉄道敷設や原発を始めるはずなのに一向にその気配は見えない。
 
もちろん1988年に自らぶち上げた「政治問題としての温暖化」も農業が立ち直ったので、すっかり熱意を失ってなにもやっていない。アメリカはTPPを進めるような強力な政策立案力をもった国だ。それが、意味もない「節電」や「脱石油」、まして「低炭素社会」などを進めるはずもない。
 
・・・・・・・・・
 
世界情勢も哲学もすべての人が語れる日本。温暖化と節電で騙される日本人。どちらが本当なのだろうか? それとも「優れた個人」と「愚かな集団」をともに演じる特別な回路があるのだろうか? どう考えても、「節電」も「脱石油」も無意味、まして「温暖化」など無意味なのに、なぜそれが日本の合意なのだろうか?
 
(平成23124日)
 

武田邦彦
 
 

海外で暮らす日本人から見ると、震災後の国民の行動は立派だが、国は一体何をやっているのか、と武田先生同様、すごくちぐはぐな印象を持っている方もおられるようです。
「優れた個人」が多いのに、なせ゜「国」レベルでは愚かになってしまうのか。その原因を考えることは、結構大切な事なのではないでしょうか。
 
昨日観た「カーネーション」で、主人公の糸子が友人を元気づけようとする直截な行動に対して、その母親が、「みんなあんたみたいに強く生きていけるわけじゃない、毎日を生きてくだけで精一杯なんだから止めてくれ」、と抗議するセリフがありました。また、現在の福島などでも、放射能の危険性を訴えることに対して、「行政のやることに余り文句は言わない方かいい」、といった雰囲気があるといます。
 
日本では、余り余計なことは考えない、個人の意志を政治へ実現することは諦め、お上には何も言わない、といった庶民の感覚があるように思います。それは、昔からの、日本社会の貧しさから生まれてきたのかもしれません。
 
きっと天子様が何とかしてくれる、と信じて辛い日常を黙々と歩むしか仕方なかったのでしょう。
そして、明治維新でも殆どの民衆は参加することもなく、やがて、国民皆兵となり、戦争の波に呑み込まれていったのだと思います。
 
しかし、戦争に敗れ、天皇は人となり、高い教育水準も実現され、世界有数の経済大国となったのでしょうから、もう、お上任せでなく、自分達国民のための政治を実現できる時代になったのではないでしょうか。
 
 
 

武田邦彦『明治の粉ミルクから1キロあたりセシウム30-40ベクレル』

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武田先生は以前から牛乳・粉ミルクメーカーの不誠実さを指摘されていましたが、町田の給食の牛乳に続いて、もっとも安全でなければならない粉ミルクからもセシウムが検出されました。
以下、本日の武田先生のブログより。
 
 
明治の粉ミルクから1キロあたりセシウム30-40ベクレル


 


 
明治の粉ミルクから1キロあたり30-40ベクレルが検出され40万缶を回収中です。 40ベクレルというとおおよそ1年間で0.4ミリシーベルトになります。
 
事故発生以来、牛乳、粉ミルクのベクレル数がまったく発表されずに販売されています。中国でも日本製粉ミルクの販売が急落しているということで、外国に対しても本当に恥ずかしいことです。
 
明治の株価が急落していますが、大手の牛乳、粉ミルクは買わないようにしましょう。子供は、大人に比べて放射線に対する感度が高い上に、食事が単純なのでそれだけ危険性が高いのです。たとえば大人はお米、パン、肉、サカナ、野菜、おかし、お酒といろいろなものを食べますが、乳幼児は粉ミルクだけということもあります。
 
だから、粉ミルクの汚染は危険なのです。4月以来、牛肉が汚染されているのに、牛乳や粉ミルクが汚染されていないということはありません。今回も乾燥用空気が汚染されていたと発表されていますが、おそらくウソでしょう。
 
もし、信じて貰いたければ4月以後に製造された全商品のベクレルを公表すべきです。公表しないと言うことは汚染したものを販売したことを意味します。日本の農業生産物には食品を提供する人の魂が感じられません。大切な日本の子供のために、誠実な日本人に戻ってください。
 (平成23126日)
 

武田邦彦
 
 
 
町田の給食の牛乳も、今回の粉ミルクも共に明治の系列の製品です。私の孫は早々と離乳していたので飲ませてはいませんでしたが、ステップは割合廉価のため、たくさんのお母さんが使用しているのではないでしょうか。今更交換するといわれても、既に飲ませてしまったおかあさんたちにとって、これからどれほどの心配を抱えて生活していかなければならないの゛しょう。
 
チェルノブイリ事故後も、どちらかというと経済的弱者がより大きな影響を受けてしまったようですが、不誠実なメーカーの態度は決して許してはいけないと思います。また、そのようなメーカーの在り方を批判している武田先生のような勇気ある専門家を誹謗中傷するマスコミ、安全を担保することないゆるい基準値を作り、放射能の測定・公表すらメーカーに義務付けない日本政府は猛省し、早急に政策を改めるべきと思います。

「江」にみる戦争と平和

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今年は、大震災、原発事故があり、改めて人の命について思いをめぐらすことの多い年となりましたが、また、今日、あの太平洋戦争が始まった日を迎えました。
 
私にとって、今年、戦争について一番考えさせてくれたのは、NHK大河ドラマ「江」です。余り視聴率は良くなく、歴史的事実と少し違う、という批判もあるようですが、ライターである田淵さんの人間観、歴史観、といったものが「戦争と平和」のテーマの下にしっかり打ち出されていて、当初、保奈美さんやりえさんといった出演者の魅力に惹かれて見始めただけでしたが、結局ほぼ全回視聴しました。
 
戦国時代の武将の家族ということで、主人公である江たち姉妹も政争の道具として扱われたり、家族との離別、死別、といった悲しい出来事の連続の人生でしたが、それゆえ、ひたすら、戦のない世を切望します。しかし、その願いは簡単に報われる筈もなく、様々な悲劇を経てやっと最後に実現します。
江も本来の自由な生き方が出来るようになり、「生きていくことは喜びそのもの」との最後のセリフとなります。
 
戦国時代を背景としつつも、基本的には良質のホームドラマであり、登場人物の描き方も多面的で、単純な善人、悪人、といった色分けもなく、秀忠を始め、明智光秀、石田光成、英次、秀頼、といった私が余り知らなかった人たちの人物像も丁寧に練り上げられていて、それぞれの魅力的な面を見せてくれました。また、親子間の愛憎の果ての和解のシーン、も感動的でした。
 
田淵さんは、前の作品の「篤姫」と今回の「江」で徳川時代の終わりと始めを主人公の女性の視点からドラマ化して見せてくれました。200年以上続いた平和な時代、様々な評価の仕方があると思いますが、戦のない世がこれほど長く続いたことは、やはり日本の誇るべき時代であり、生活者である民衆にとっても良い時代だったのでは、と思います。現在の私たちがそこから学ぶべきことも多いのだと思います。
 
現在の日本の福島原発事故への政治の対応のいい加減さに対して、女性の方達がより大きな声を上げてくれていると思います。また、その結果、現実の政治も少しずつ動かしてくれているようです。女性はやはり命や生活に敏感です。お金や権力、メンツより命を優先します。
今年の大河が「江」であったのは偶然ではなかったのかも知れません。
 
 
 

天木直人『内柴逮捕の大騒ぎの裏でもみ消されようとしている駐クロアチア大使のセクハラ疑惑』

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日本の官僚組織とマスコミは、一体どこまで腐っているのか!
以下、昨日の天木直人氏のブログより。

2011年12月07日

内柴逮捕の大騒ぎの裏でもみ消されようとしている駐クロアチア大使のセクハラ疑惑


 
 内柴選手の逮捕はあまりにも衝撃的だ。
 なにしろオリンピック金メダリストの逮捕である。
 それほどセクハラは許し難い犯罪であるということだ。
 弱者に対する絶対的な差別、暴力は許してはいけない。
 ところが内柴事件とは好対照に、セクハラ疑惑が発覚したというのにメディアが一切黙殺している事件がある。
 いま発売中の週刊ポストが、駐クロアチア特命全権大使に天下っている財務官僚がクロアチア人の女性職員にセクハラを繰り返した疑惑があるとスクープした。
 それは事実だとしたら大スキャンダルだ。
 しかもそれを外務省も知っていながら財務省と共謀してもみ消したと報じている。
 じつはこの一大スキャンダルはすでにひと月ほど前に月刊誌「選択」が11月号で小さく報じていた。
 ところがそれを大手メディアは一切報じなかった。
 そこにきて週刊ポストが大きく特集記事を掲載した。
 そこに書かれていることが事実ならば内柴疑惑どころではない。
 それにもかかわらず、いまでも大手メディアは一切報じない。
 わずかに日刊現代だけがその週刊ポストの記事を取り上げただけだ。
 内柴容疑者のセクハラが大きく報道されるのはわかる。
 しかし日本の大使のセクハラは外交問題につながる。
 世界に日本の恥をさらすことになる。
 それがもみ消されようとしているのだ。
 なぜか。それが大騒ぎになると官僚組織が崩壊するからだ。
 野田政権がつぶれるからだ。
 一般国民以上に厳しく対処しなければならない権力者のセクハラが権力者の保身のためにもみ消される。
 それにメディアが加担する。
 決して許されてはいけない一大スキャンダルである・・・

祝☆落合前監督、58歳のお誕生日おめでとうございます!

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今日は、落合前中日監督の58歳の誕生日です。
この8年間の監督のお仕事、ご苦労様でした。
ご自分でも不器用な人間、と言われてますが、心身共に監督稼業に捧げれた8年間だったと思います。
やっと、自由な普通の初老の男性に戻って、家族と共に誕生日をお過ごしになることが出来るのでしょう。
日本シリーズは残念でしたが、この最後のシーズンは、落合氏の監督としての手腕が見事に発揮されたように思います。
12球団最低打率での10ゲーム差を逆転してのリーグ優勝、そして、戦力的にすべての数字で劣るソフトバンク相手に、日本シリーズ史上最低打率で最終戦まで持ち込んだチーム力、この記録は、私のようなファンにとってはプロ野球史上に残るであろう輝かしい記録だと思います(^^)
改めて、本当にご苦労様でした。お誕生日おめでとうございます☆
いつか、又、機会があれば、落合流野球の魅力を是非見せて頂きたいと思います。
 
 

落合監督退任“恐ろしい”記者の体験

産経新聞 11月22日(火)19時5分配信
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拡大写真
会見する中日・落合博満前監督=22日、ウエスティンナゴヤキャッスル(撮影・森本幸一)(写真:産経新聞)
 監督落合博満に話を聞く。それは記者として、ものすごく“恐ろしい体験”でもあった。2年間番記者を務めたことがあった。継投の妙や選手起用の意図など、聞きたいことは山ほどある。その具体的なシーンをぶつけると、必ず聞かれた。

 「それは、お前も見てただろ?」-。微妙な動きや、現場の空気。それを感じ取り、解釈した上での質問でないと、まともに取り合ってもらえなかった。「お前ら、シーズン中は休むな。全部の試合を見ろよ。それが担当記者だろ」とも言われた。野球をしっかりと見る。その重要性を教えてもらった。しかし、9イニング、3時間。集中力を持続させるのは本当に大変なことだ。

 試合が終わり、原稿を書き終わると、本当にぐったりとなる。これが1年、いや何年も続いている。一体、あの人は平気なのか…。沖縄・北谷キャンプの休日。選手宿舎で落合監督にばったり出くわした。髪はぼさぼさ。視線は宙をさまよっていた。キャンプ中、メーン球場、ブルペン、室内練習場と神出鬼没の指揮官。選手をひたすら、見る。その集中力を解く休日。疲れのあまり、ホテルの清掃の係員が来るまで眠り、慌てて部屋を出るが、清掃後にまた眠りにつくのだと人づてに聞いた。

 「皆さんは野球の専門外。考えてる次元が違う。私の野球は基本に忠実。書く側、見る側はそれは面白くない。目新しいことに皆さんは飛びつきますから」

 この日の退任会見。また怒られた気がした。しかし、その顔は偶然見た“ぼさぼさの落合さん”だった。「俗に言う、普通の57歳。初老の男性に戻ったということ」と笑わせながら、今後の監督就任の可能性について「縁があればやります」-。その時、落合博満という名将に、堂々と野球観をぶつけられるだけの“勉強”を積んでおきたい。(喜瀬雅則)

 
 
以下、自由になった落合氏の野村氏と一茂さんとの本音のトークです。落合氏の生き方、考え方、やはり、なかなか魅力的と思います。
 
 
 
 

[転載]相棒のキャスト

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テレビ番組の相棒が好きだ。
杉下右京より亀山薫が好きだったので、キャスト交代にはブンムクレタ。
 
以前、映画の相棒公開のPRの時だと思うが、宮部たまき(益戸育江・芸名は高樹 沙耶(たかぎ さや) )小料理屋・女将 は、もっと出番が欲しいと言っていた。 確かに。 
ところが、突如、消えた。 芸能界を離れ、遠くへ移住なさったようだ。 
 

沖縄移住・益戸育江はマジ「脱原発」 「これからは女優ではなくアースキーパー」

2011/11/ 8 19:48
 
   「こんにちは、私、益戸育江と申します。以前は高樹沙耶という名前で女優をしていました。このたび、千葉県より石垣に移住を決めました」――ドラマ「相棒」などに出演中の女優・益戸育江さんが突然の沖縄・石垣島移住を宣言し、話題を呼んでいる。
   そんな益戸さんは、ブログやツイッターで熱烈な「エコ」「脱原発」の主張を展開している。特に「脱原発」に関しては経産省前での座り込みにも駆けつけるなど、かなり力が入っている。
 

「妖精が住みたくなるような場に」

   「週刊女性」(2011年11月22日号)の記事によれば、益戸さんは2011年5月に石垣島に2000平方メートルの土地を購入して移住。主要人物として出演中のドラマ「相棒」は10月スタートの「シーズン10」第1話で「お遍路に出る」という設定で物語から退場し、以来出演していない。
   実は益戸さんはすでに7月、女優として一線を退き石垣島に移住することをブログで明かしていた。
「今、住処として考えている場所は、東京より遠く離れた離島、メディアの仕事もこれ迄のようにする事ができなくなりました(中略)、肩書きも女優ではなく、アースキーパー益戸育江として残りの人生を過ごしてゆくつもりです」
   益戸さんが土地を購入したのは、島北東部の桴海(ふかい)という地域。宅地開発もまだ進んでおらず、敷地内には川が流れたくさんの蛍が飛び、植物や虫の声を聞くことのできる自然豊かな一角だという。益戸さんは「ここで妖精が住みたくなるような場をクリエイトする」と夢を語る。
「電気、水道、ガスなど都市型、バビロン型、誰かが産み出し、しかも地球を酷使するような方法論から卒業!!それらに依存せず、自分でクリエイトし、植物、動物、虫たちをリスペクトし共存したライフスタイル、私なりに付けたネーミングは、トロピカル、フェアリーテールガーデン、妖精の住む庭……」

山本太郎、藤波心、小出裕章らに共鳴

   益戸さんは最終的に移住を決めたきっかけは、3月の東日本大震災だったと繰り返す。元々環境活動に熱心だった益戸さんだけに、震災の衝撃は極めて大きかったようだ。
   震災以来、益戸さんは特に原発問題についてはブログ、そしてツイッターを通じて積極的な発言を続けている。ツイッターでは、脱原発派として知られる山本太郎さんや藤波心さんなどの発言をたびたび紹介し、自身でも、
「無農薬、放射能フリー、花粉情報!根本的に間違った社会システム!一人でも多くが、自ら辞めて、新しい生き方しましょう、誰かがやるのを待っていてはダメです!いま必要なのは、一人一人の行動、文句なし!やるのみ!」
「今回の出来事って憲法違反でないの? 国民の安全、健康、安心、平和!守られてますか?」
と、脱原発を強く主張。フェイスブックの「趣味・関心」には「小出裕章(京都大学原子炉実験所)の情報を拡散する会」という項目もあり、10月27日には経産省前での脱原発を訴える女性団体の座り込みに参加したことも明かしている。
   所属事務所のオスカープロモーションでは移住については事実として認めつつ、「週刊女性」の報道には「何も申し上げることはない」。また今後の「相棒」出演については、「旅に出たのはあくまでドラマの設定であり、今後についてはわからない」と述べるに留まった。
 
 
 
 
  
Yahoo!アバター  トンビ母:  沖縄で、お幸せに。
 

転載元: ボストン日誌: 反戦! 反核! 反原発!


[転載]【大阪瓦礫受入問題】橋下新市長が「焼却灰が濃縮されることを知らなかった」

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kodomo-kyoto@freeml.com
より転載
 
大阪、瓦礫受入問題に動きがあったようです。
橋下新市長が「焼却灰が濃縮されることを知らなかった」などという記事が
掲載されたそうです。
 
イメージ 1

>(木下黄太氏ブログ コメント欄より抜粋)
>がれき受入れ]橋下徹・新大阪市長、「焼却灰が33倍に濃縮される事実を
>知らなかった」
http://merx.me/archives/14908

>「知らなかった」とメディアに公式に発言したということは、おそらく大阪が
>汚染がれきをうけいれることが彼の考える「大阪都構想」にいかにマイナスになるか、
>あるいは汚染がれき受け入れを拒否することがいかに橋下さんと大阪にとって
>プラスになるか、という論理だったきちんとした意見をさらにたくさんもらえば
>途中で意見をガラリと変える…例えば
>「大阪は調査と審議の結果、あんな危険なものは受け入れられないと決定した」
>という発表を突然する可能性もあると思います。
>皆さんもうご存知でしょうが、念のため大阪市に対する問い合わせ先を併記して
>おきます。
>電話 06-4301-7285(なにわコール)
>※大阪市総合コールセンターにかかります
>FAX 06-6644-4894(市役所)
>メール 
http://www.osaka-city-callcenter.jp/mail-index.html
>↑このページにいくとSSL対応あるいは非SSL対応(暗号化されるかされないか)を
>選んでアイコンをクリックするとメール画面が出てきて意見のメールを送ることが
>できるようです。
大阪の瓦礫受入問題にひとすじの光明、となるか?
私も「維新の会」には「汚染瓦礫受入反対」メールを送りましたが、さらに
もう一押ししたいと思います。
 
 

MLホームページ: http://www.freeml.com/kodomo-kyoto

転載元: 原発情報

12月18日(日)銀座  鈴木宗男氏の国政復帰待望デモ 実施のご案内

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鈴木宗男氏の国政復帰待望デモのお知らせを、小沢一郎支援デモ実行委員会のブログ様より。寒い中、ご苦労様です。

小沢一郎支援デモ実行委員会のブログ

2011年12月10日 (土)

12月18日(日)銀座  鈴木宗男氏の国政復帰待望デモ 実施のご案内

They_re_innocent
2011年12月18日(日)銀座
鈴木宗男氏の国政復帰待望デモ
~冤罪被害議員の名誉回復を求めて~
一年間の服役を経て、新党大地代表・鈴木宗男氏が仮釈放となりました。

地検特捜部の国策捜査により受託収賄罪などに問われながら、終始一貫して潔白を訴え、現在も「生涯政治家」として政界復帰をめざす鈴木宗男氏を応援する、国民デモを実施いたします。

また、鈴木氏と同様に、検察の政治的捜査と不当裁判により政治活動を阻害され、マスコミの偏向報道による汚名を今なお被る小沢一郎議員、石川知裕議員への応援も行います。

「国民の生活が第一」の政治家の復権と活躍を希求する有志のご参加をお待ちいたします。

≪プラカードや幟のご持参歓迎します≫ 
・鈴木宗男氏応援  ・小沢一郎議員応援        
・石川知裕議員、大久保隆規氏、池田光智氏応援 
・検察および検察審査会による冤罪糾弾 
・陸山会事件不当判決への抗議糾弾
・マスコミの偏向報道への抗議 etc。      

日時:2011年 12月 18日(日)13:30 集合  14:00時デモ出発

集合場所: 
水谷橋公園(東京都中央区銀座1-12-6 ホテル西洋銀座近く)

交通:メトロ有楽町線 銀座一丁目駅7番出口2分 銀座線 京橋駅3番出口3分


大きな地図で見る
 ご参加にあたり、皆様に以下なにとぞご了承のほどお願い申し上げます。

・デモ行進にあたって、ヤジを投げられたり、からまれるなどの挑発を受ける場合があっても、決して相手にならず、平静を保ってください。また、デモに対するいちじるしい挑発や妨害が加えられた場合、警備の警察官を呼んで、対応を委ねてください。

・写真撮影や動画中継を受け入れています。顔を写されたくない方は、帽子やマスク、色メガネなどを御準備ください。

・集合地公園の使用許可は取得していますが、敷地内では、通り道を譲るなど、一般の公園利用者のご迷惑にならないよう、ご配慮をお願いいたします。

・交通安全・公序良俗になにとぞご配慮ください。無事安全にデモ実施いたしましょう。
お問い合わせ Mail :  kobukidesu@livedoor.com 
℡ :  070-5552-8284 
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皆様、ぜひこの本を御一読下さい。
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天木直人『国会を延長しなかった本当の理由はセクハラ大使の疑惑隠しだった』

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駐クロアチア大使のセクハラ疑惑の続報が、12.23の週刊ポストに掲載されましたが、それを読んでの天木直人氏の感想が、昨日の氏のメルマガに掲載されていましたので、以下、その中から。      
 
 
国会を延長しなかった本当の理由はセクハラ大使の疑惑隠しだった
 
                              略

 新聞休刊日を狙って書いたわけではないだろうが、きょう発売の週刊ポスト12月23日号は、先週に続いてクロアチア大使のセクハラ疑惑第二弾を打ち上げた。

                              略

 今週号で書かれている内容は、それをもみ消した官僚、政治家、大手メディアのすさまじい談合ぶりだ。

 それを読んだ時、私は確信した。

 日米同盟といい、原発事故といい、小沢裁判といい、TPP騒ぎといい、この国は間違いなく権力犯罪というものが厳然と存在している

 2003年8月に私が当時の竹内行夫外務事務次官からクビを言い渡された時、彼は面と向かってこう言い放った。

 これからは好きなことができるようになる。イラク戦争反対でも小泉批判でも何でも好きなことを言えばいいじゃないか、と。

 私を心底怒らせたのはこの一言であった。

 私は「さらば外務省」(講談社)を書いて外務省に未来はないことを世に知らしめようと覚悟した。

 その私の出版が事前に漏れ伝わったとき、外務省幹部の一人が私に電話口で話した言葉が今でも忘れられない。

 外務省は松尾事件(機密費横領事件)で壊滅的な打撃を受け、なんとかそれを封じ込めようとしている。この上さらに騒ぎが起これば今度こそ立ち直れないことになる。出版は止めてくれないか、

 私は止めなかった。竹内次官の言葉通り、好きなことをさせてもらうと伝えた。

 その後の外務省の敵視、弾圧は凄まじいものがあった。

                            略

 いま、外務省は、その時以上の試練を迎えている。 だからこそ、このセクハラ事件の隠ぺいに死に物狂いなのだ。

                             略

 そしてその隠ぺいは、政府、官僚組織、大手メディアというこの国の権力側をあげての隠ぺいである。

 今度こそこの国の矛盾が一気に噴き出し、それをきっかけにこの国の権力構造が根本的に変わるかも知れない。

                              略

 外務官僚と財務官僚の言いなりである野田首相は完全に行き詰まっている。

                              略

 人災である福島原発事故は国民を放射能汚染被ばくにさらしたままだ。

 大震災の復旧、復興の遅れは被災者を放置したままだ。

 年金は破たんし、医療・介護の不安は高まるばかりだ。

                              略

 セクハラ疑惑の隠ぺいという権力犯罪が政治家、官僚、大手メディアの談合でこのまま隠ぺいされて終わるようではこの国の未来はない

                                                                    略
 
                           ・・・以上・・・
 
この恥ずべき、また怒るべき事件について知らせてくれた週刊ポスト12.16号の記事を以下、NEWSポストセブン様より。
 
まさに「国辱行為」である。日本国民を代表し、相手国の元首に対して派遣される特命全権大使のセクハラという蛮行が発覚した。しかも、外務省は事実を把握しながら、財務省の天下り大使だから“遠慮”して不問に付した。「国益よりも省益」という言葉では到底言い表わせない前代未聞の事態である。
 
バルカン半島の小国・クロアチアは、古くからの親日国として知られる。
日本大使館は首都ザグレブの中心地にある。4階建てルネッサンス様式の歴史ある建物だ。東日本大震災の直後、クロアチアの官公庁が集まる日本大使館周辺では政権交代を求める5000人規模のデモが行なわれていた。そのデモ隊が大使館の前を通りかかった時である。彼らは一斉に足を止め、手に持っていたろうそくに灯をともし、震災で亡くなった日本人のために黙祷を捧げた。
 
11月末の大使館終業直後、その玄関前で、田村義雄・駐クロアチア大使(64)は本誌直撃に顔をこわばらせた――。
田村氏の経歴は大使の中では異色といっていい。東大法学部出身で、1971年に大蔵省に入省。霞が関中枢のエリートコースを歩み、財務省関税局長まで上りつめる。それから環境省に移り、官房長、事務次官を歴任し、2008年に退官した後、2009年から現職に就いた。つまり、外務省のプロパー官僚ではない。
日本の特命全権大使の中でも2人しかいない事務次官経験者という大物だ。その人物に現地採用したクロアチア人女性へのセクハラ疑惑が発覚した。ことは大使個人の問題では済まされない。重大な外交問題に発展しかねないと憂慮されているのである。
 
実は外務省はその事実を把握しながら、ひた隠しにしているという情報を本誌は掴んだ。「大使のセクハラ」は大使館内で問題化し、外務省は現地に査察官を派遣して調査を行なっている。その報告書は佐々江賢一郎・外務省事務次官や木寺昌人・官房長らに提出されたといい、外務省局長クラスにも回覧されている
 
外務省幹部の一人がこう明かした。
「クロアチアは決して豊かな国とはいえないが、国民は東日本大震災で1億円もの義援金を募って被災地に送ってくれた。田村大使はそのお礼をしなければならない立場だ。だが、不行跡が相手国の政府にも伝わっており、いい印象は持たれていないと聞いている」
本誌はザグレブで現地取材を行ない、大使館関係者や在留邦人の証言を得ることができた。
被害を受けたのは昨春から大使館の事務職員として勤務する20代のクロアチア人女性のクララさん(仮名)。170センチ台半ばという長身で髪が長く、現地職員の中でもひときわ目を引く美人だ。
「大使は美人の若い子が好きなようで、採用する時から、クララさんに目をつけていたようだ。大使館勤務の職に応募してきた若い娘の写真を机に並べて、ニヤニヤしながら眺めて選んだと聞いている」
大使館関係者はとんでもないというように眉をひそめて証言を続けた……。
大使の「行為」が始まったのはクララさんが勤務を始めて3日目からだった。田村大使は視察に行くのに現地人の秘書ではなく、わざわざ新人の彼女を指名して同行させ、公用車のレクサスの後部座席に並んで座らせた。そして視察の途中で彼女を抱き寄せ、強引にキスをした。
セクハラ行為はその後、次第にエスカレートしていく。車内でクララさんの足を撫で回したり、抱きついて身体を触ったりするようになったという。非常に悪質なセクハラ行為である。
だが、彼女は半年間、大使のセクハラに対して泣き寝入りを続けるしかなかった。大使館の職を辞めるわけにはいかない家庭の事情を抱えていたからだ。父親が失業中であり、兄弟を含む家族の生活がかかっていたのだという。
車内には運転手もいる。大使の強引なキスを目撃し、すぐに職員の間にウワサが広がった。彼女は現地職員たちに打ち明けたという。
「こんなことが近所に知られれば、いまの家にも住めなくなる」
我慢すべきじゃないという同僚たちに、彼女はそうクビを振った。クロアチアでは居住地域の連帯意識が強い。職を失うことが怖いだけでなく、セクハラ行為をされたことで、自分の家族の評判も落とすことになると心配したのだ。
彼女が家庭の事情でことを荒立てようとしなかったために、大使は味をしめたのかもしれない。弱みに付け込んだ卑劣な行ないというほかない
※週刊ポスト2011年12月16日号

反骨の写真家・福島菊次郎さん90歳「被災福島 最後の照準

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カメラを武器に、一生反権力・反戦の立場を貫かれている福島菊次郎さんをこちら特報部で取り上げてくれていました。以下、東京新聞・こちら特報部様より。
 
反骨の写真家 福島菊次郎さん90歳「被災福島 最後の照準」
 
 「反骨の」、あるいは「伝説の」という形容句とともに語られる報道写真家がいる。福島菊次郎さん(90)。戦後、広島の原爆被害者と出会ったことで本格的に写真を撮り始め、一貫して反権力の立場から被写体と向き合ってきた。9月には、「僕の人生の最後の取材にしたい」と東日本大震災の被災地を訪問。福島さんのレンズがこれまで捉えてきたものとは何だったのか。(上田千秋)

 山口県柳井市のJR柳井駅にほど近い二階建てアパート。福島さんは11年前から、一階の1DKの部屋で愛犬「ロク」と一緒にひっそりと暮らす。体力が衰え、ここ数年はカメラを持つ機会もほとんどなくなったが、部屋の片隅に愛機のフィルムカメラ「ニコンF」。書棚には自身の写真集や著書などがぎっしりと詰まっている。
 被災地を訪れたのは9月17、18日の2日間。来年2月に完成予定で、福島さんが主人公の映画「ニッポンの嘘~報道写真家 福島菊次郎90歳」(ドキュメンタリージャパン)の撮影のため、放射線量が高い福島市渡利地区のほか、福島県南相馬市と飯舘村に赴いた。「地震が起きた直後からテレビで見ていて、ずっと自分で撮ってみたいと思っていた。大きな被害が出る恐れがあるという点で、僕の中では原爆も原発も同義語。原爆で始まった写真家人生、原発で最後にするのもいいなと」と振り返る。

 現地では牛の姿が消えて空っぽになった牛舎の様子をカメラに収め、困窮する酪農家から生の声を聞いた。陸に打ち上げられた船の周辺は、雑草が伸び放題に伸びていた。「政府や東電が犯した過ちを夏草が隠してしまったように思えて悲しかった。原発や原爆は、もともと地球上になかった物質を使っている。そんなものを人間がコントロールできないことは六十六年前に広島と長崎で分かっていたのに、福島で3回目が起きてしまった」と語る。

 第二次大戦から復員後、古里の山口県下松市で時計店を営んでいた福島さんは1946年、「原爆ドームに雑草が生えた」という新聞記事を見つけた。「以前に住んでいたこともあったし、とにかく行ってみたくなった」と広島に足を運ぶようになる。そのうちにある被爆者の男性を紹介され、こう告げられる。「このままじゃわしは死んでも死にきれん。敵を取ってくれ。写真を撮って世界中に伝えてくれ」
 この男性ら被爆者の実態を克明に記録した写真集「ピカドン」は61年に日本写真批評家賞特別賞を受賞する。プロへの道を開くきっかけとなったが、代償も大きかった。激痛にのたうち回る被爆者にレンズを向けるうち自分の冷徹さが許せなくなり、精神を病んで入院。妻との関係も悪化して離婚を余儀なくされた。

 それでも病が癒えると、「一度しかない人生。やりがいのあることをやろう」と一念発起。3人の幼子を連れて40歳で上京し、プロになる。ベトナム反戦運動や三里塚闘争、公害の現場を中心に活躍。被写体に近接したアングルなどが評価され、ピーク時には年間計150ページ以上、月刊誌などに作品が掲載された。
 福島さんは「僕が撮ってきたのは人間と戦争、人間と政治との関係。その関係の中では、いつの場合も一番弱い底辺の人が犠牲になる。そうした人たちと、彼らを犠牲にしようとするものにカメラを向けてきた」と説く。だが、報道写真家として充実した時期は、約20年で終わりを告げた。

 経済成長とともに世の中の報道写真への関心は薄れ、出版社側も福島さんの過激なカットを敬遠するようになる。発表の機会が減り、「金と物と建前しか通用しなくなったこの国に絶望した。このまま東京にいたら腐ると思った」(福島さん)としてカメラを捨てた。1982年に瀬戸内海の無人島に入植し、一人で井戸を掘り、家を建て、自給自足の生活を始めた。
 体を壊したこともあって約一年後に近くの周防大島に居を移し、気ままな暮らしをしていたが、88年秋に再び作品を世に問うことを決心させる出来事が訪れる。胃がんで入院していた病院のベッドでテレビを見た。昭和天皇の容体が悪化したことを伝える「下血報道」が続いていた。
 「『敗戦』を『終戦』と言い換えるなど、事実をごまかし、うそにうそを重ねるようになってから日本はおかしくなった。何も総括していないのに、このまま終わりにしてはいけない」と決意。約250枚の写真を用意して始めた「戦争責任展」は、90年から3年間で全国約170カ所で開催された。

 同じころ、中国電力が建設を計画している上関原発(山口県上関町)の反対運動を撮影するようになった。運動が盛んなのは、建設予定地と海を挟んだ向かい側にある祝島。古里に近く、幼少時に何度か遊びに行った場所だった。福島さんは、祝島の住民が30年近くにわたって反対を叫び続け、今も原発が建設されていないことを基にこう唱える。
 「福島の人たちが被害者であることは間違いない。でも、原発を受け入れたことも事実。その点にまで踏み込んで考えないと、問題の本質は見えてこないのではないか。日本に原発があるのは、本気でなくそうとしなかったから。何かが起きる前に、何かを起こさないように発言していかないといけない」

 身長約160センチと小柄な福島さんの体はぼろぼろだ。88年の入院時に胃の3分の2を切除し、後に前立腺がんを患った。胆のうやすい臓も病み、体重は37キロ。本来なら抗がん剤が手放せないはずなのに、「値段が高いから飲むのはやめた。もういつ死んだっていいんだ」と冗談とも本気ともつかない口調で話す。
 そんな福島さんの日課は、衰えた目の視界がかすんで見えなくなるまで古いワープロをたたくこと。「写真だけでは伝えられることに限界がある」と2003年以降、自分が歩いてきた軌跡を記した「写らなかった戦後」シリーズ3冊を刊行。今は、今回の福島取材で見聞きしたことを少しずつ書き続けている。

 発刊の予定を問うと、「完成することはないかもしれない。僕には時間が残されていない」と寂しげな表情を見せる一方、力強い口調で続けた。
 「でも、死ぬまでワープロに向かっていると思うよ。写真でも文章でも報道写真家には発表する責任がある、そんな意識を持ってずっとやってきた。今の僕にはこれしかないからね」

 <デスクメモ>原発事故で随分と勉強をさせてもらった。もっとも身に染みたのは、「私はこう考える」と自分の立場を示し、明確に主張したときにこそ読者は敏感に反応してくれる。そこに初めて血の通った対話が生まれる事実だ。福島さんが90歳まで現役でいられる理由もここにありそう。見習わせていただきたい。(充)
 
 
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9.19脱原発集会での福島さん(山本宗補氏撮影)

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原爆ドーム
 
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                            三里塚闘争

仏教会、カトリック教会の脱原発宣言!

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宗教界の団体からも脱原発宣言が出されました。
まず、全日本仏教界様より。
 
宣言文
 
東京電力福島第一原子力発電所事故による放射性物質の拡散により、多くの人々が住み慣れた故郷を追われ、避難生活を強いられています。避難されている人々はやり場のない怒りと見通しのつかない不安の中、苦悩の日々を過ごされています。また、乳幼児や児童をもつ多くのご家族が子どもたちへの放射線による健康被害を心配し、「いのち」に対する大きな不安の中、生活を送っています。
広範囲に拡散した放射性物質が、日本だけでなく地球規模で自然環境、生態系に影響を与え、人間だけでなく様々な「いのち」を脅かす可能性は否めません。

日本は原子爆弾による世界で唯一の被爆国であります。多くの人々の「いのち」が奪われ、また、一命をとりとめられた人々は現在もなお放射線による被曝で苦しんでいます。同じ過ちを人類が再び繰り返さないために、私たち日本人はその悲惨さ、苦しみをとおして「いのち」の尊さを世界の人々に伝え続けています。

全日本仏教会は仏教精神にもとづき、一人ひとりの「いのち」が尊重される社会を築くため、世界平和の実現に取り組んでまいりました。その一方で私たちはもっと快適に、もっと便利にと欲望を拡大してきました。その利便性の追求の陰には、原子力発電所立地の人々が事故による「いのち」の不安に脅かされながら日々生活を送り、さらには負の遺産となる処理不可能な放射性廃棄物を生み出し、未来に問題を残しているという現実があります。だからこそ、私たちはこのような原発事故による「いのち」と平和な生活が脅かされるような事態をまねいたことを深く反省しなければなりません。

私たち全日本仏教会は「いのち」を脅かす原子力発電への依存を減らし、原子力発電に依らない持続可能なエネルギーによる社会の実現を目指します。誰かの犠牲の上に成り立つ豊かさを願うのではなく、個人の幸福が人類の福祉と調和する道を選ばなければなりません
そして、私たちはこの問題に一人ひとりが自分の問題として向き合い、自身の生活のあり方を見直す中で、過剰な物質的欲望から脱し、足ることを知り、自然の前で謙虚である生活の実現にむけて最善を尽くし、一人ひとりの「いのち」が守られる社会を築くことを宣言いたします。

   2011(平成23)年12月1日
財団法人 全日本仏教会
 
 
 
 
また、カトリックの団体からも、以前より踏み込んだ原発即廃止の声が。
以下、カトリック中央協議会様より。
いますぐ原発の廃止を
~福島第1原発事故という悲劇的な災害を前にして~
 
日本に住むすべての皆様へ
 東日本大震災によって引き起こされた福島第1原発の事故により、海や大地が放射能に汚染され、多くの人々の生活が奪われてしまいました。現在でも、福島第1原発近隣の地域から10万人近くの住民が避難し、多くの人々が不安におびえた生活を余儀なくされています。

 原子力発電の是非について、わたしたち日本カトリック司教団は『いのちへのまなざし―21世紀への司教団メッセージ―』のなかで次のように述べました。

「(核エネルギーの開発は)人類にこれまでにないエネルギーを提供することになりましたが、一瞬のうちに多くの人々のいのちを奪った広島や長崎に投下された原子爆弾やチェルノブイリの事故、さらに多くの人々のいのちを危険にさらし生活を著しく脅かした東海村の臨界事故にみられるように、後世の人々にも重い被害を与えてしまうことになるのです。その有効利用については、人間の限界をわきまえた英知と、細心の上に細心の注意を重ねる努力が必要でしょう。しかし、悲劇的な結果を招かないために、安全な代替エネルギーを開発していくよう希望します。」(1)
 このメッセージにある「悲劇的な結果」はまさに福島第1原発事故によってもたらされてしまいました。この原発事故で「安全神話」はもろくも崩れ去りました。この「安全神話」は科学技術を過信し、「人間の限界をわきまえる英知」を持たなかったゆえに作りだされたものでした。
 わたしたちカトリック司教団は『いのちへのまなざし』で、いますぐに原発を廃止することまでは呼びかけることができませんでした。しかし福島第1原発事故という悲劇的な災害を前にして、そのことを反省し、日本にあるすべての原発をいますぐに廃止することを呼びかけたいと思います。
 いますぐに原発を廃止することに対して、エネルギー不足を心配する声があります。また、CO2削減の課題などもあります。しかし、なによりまず、わたしたち人間には神の被造物であるすべてのいのち、自然を守り、子孫により安全で安心できる環境をわたす責任があります。利益や効率を優先する経済至上主義ではなく、尊いいのち、美しい自然を守るために原発の廃止をいますぐ決断しなければなりません。
 新たな地震や津波による災害が予測されるなか、日本国内に54基あるすべての原発が今回のような甚大な事故を起こす危険をはらんでいます。自然災害に伴う人災を出来る限り最小限にくい止めるためには原発の廃止は必至です。
 原発はこれまで「平和利用」の名のもとにエネルギーを社会に供給してきましたが、その一方でプルトニウムをはじめとする放射性廃棄物を多量に排出してきました。わたしたちはこれらの危険な廃棄物の保管責任を後の世代に半永久的に負わせることになります。これは倫理的な問題として考えなければなりません。
 これまで、国策によって原発が推し進められてきました。その結果、自然エネルギーの開発、普及が遅れてしまいました。CO2削減のためにも、自然エネルギーの開発と推進を最優先する国策に変えていくようにわたしたちは訴えます。また、原発は廃炉にするまで長い年月と多くの労働が必要になります。廃炉と放射性廃棄物の処理には細心には細心の注意を払っていかなければならないでしょう。
 確かに、現代の生活には電気エネルギーを欠かすことはできません。しかし大切なことは、電気エネルギーに過度に依存した生活を改め、わたしたちの生活全般の在り方を転換していくことなのです。
 日本には自然と共生してきた文化と知恵と伝統があり、神道や仏教などの諸宗教にもその精神があります。キリスト教にも清貧という精神があります。そして、わたしたちキリスト者には、何よりも神から求められる生き方、つまり「単純質素な生活、祈りの精神、すべての人々に対する愛、とくに小さく貧しい人々への愛、従順、謙遜、離脱、自己犠牲」(2)などによって、福音の真正なあかしを立てる務めがあります。わたしたちは、たとえば節電に努める場合も、この福音的精神に基づく単純質素な生活様式を選び直すべきです。(3)またその精神を基にした科学技術の発展、進歩を望みます。それが原発のない安心で安全な生活につながるでしょう。
2011年11月8日 仙台にて
日本カトリック司教団
 
 (1) 『いのちへのまなざし―21世紀への司教団メッセージ―』(中央協議会・2001年)p.104~p.105
このほかに原発の是非に関する日本のカトリック教会のメッセージには『ジェー・シー・オー(JCO)ウラン臨界事故に関する要望書』(1999年)があります。
(2)教皇パウロ6世『福音宣教』(1975年)76「生活の真正なあかし」(中央協議会 ペトロ文庫)
(3)教皇庁正義と平和評議会『教会の社会教説綱要』(2004年)486「d.新しい生活様式」(中央協議会)参照

 
                            ・・・以上・・・
 
 
戦時中は、宗教も次々と国の方針に迎合して行った歴史があると思いますので、今度こそ、しっかりと、神や仏の御心にそった行動をとっていって頂きたいと願います。
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