通販大手・カタログハウスのテレビCMが放送拒否にあったことを伝えてくれた天野祐吉さんのブログに、過去の原発広告が紹介されていましたので、二度と騙されないために、その一部を。
以下、天野祐吉のあんころじい さんより。
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ついでだから、電気事業連合会が同じ頃に出した広告も、いくつか紹介しておきましょう。(「広告批評」1987年6月号)
これは前にもこのブログで紹介しましたね。宮城県南三陸町(当時は志津川町)の子どもたち。
この子たちがいまどうしているか、気がかりです。
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舞台向かって左から、水力・石油・原子力・石炭・液化天然ガス。
主役のスターは、もちろんまんなかの原子力くん、というわけ。
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「原発からの放射線量は自然放射線の20分の1以下です」と言われてもねえ。
ひとたび事故が起これば話は別。踊ってる場合じゃないと思うけどね。
「タバコのフィルターくらいの大きさで、
一軒の家庭の電気なら1年分をまかなえる」(原発の広告から)
「タバコのフィルターくらいの燃料を燃やした結果、
およそ5万人の人の致死量に当たるゴミが出る」(高木仁三郎さんの話から)
捨てるに捨てられないから再利用するってわけで、
その再利用がまた、いまは行き詰まってしまっているわけで。
あ、これは電気事業連合会じゃない、東電の広告です。
この広告について高木仁三郎さんは、
浮いたと言われる石油の半分くらいは原子力関係で使っているので、
話半分と思っていいと言っていました。