小沢一郎氏が、23日のTOKYO MX TV「敦と隆の 週刊リテラシー」に出演されました。以前から好感を持っていましたが、鈴木奈々さんの素直な直感力、なかなか良いです。
以下、早々と記事にしてくださっている銅のはしご様より、転載させていただきます。
動画も是非ご覧ください。
小沢 一郎 生活の党代表 TOKYO MX TV (1)2014/08/23
小沢 一郎 生活の党代表 TOKYO MX TV(2)2014/08/23
生放送にゲスト・コメンテーターとして出演
✑ 鈴木奈々さんの見方は,ものすごく鋭い。安倍政権は長く続かないんじゃという鈴木奈々さんの結論に賛成です
✑ 安倍政権はメディアに対する宥和政策と,一方で,非常に強権的なメディア対策がある
✑ メディアは今「総与党化」しちゃっている。僕から言うと,メディアは旧体制派だ
✑ 権力の行使を本気になってしようとしたら,何でもできる
TOKYO MX TV
生放送 敦と隆の 週刊リテラシー
8月23日(土) 17:00~17:55
出演者(敬称略)
田村 敦,上杉 隆,鈴木 奈々,阿部 哲子
< 5時10分~22分 文字起こし。若干文章を整えました >
❏ 8月17日で第2次安倍内閣600日
阿部 哲子
< フリップによる説明 >
今週の1面ニュースの主なもの。
① 第2次安倍内閣 600日。2012年12月26日~2014年8月17日(日)
総理在職期間は戦後歴代7位。同一閣僚での内閣継続は第1次佐藤内閣425日を引離し記録更新中。安倍総理在職計966日は戦後歴代7位。
② 17日 内戦中のシリアで日本人拘束
③ 18日 辺野古 普天間飛行場の移設に反対する抗議が激しくなる
④ 20日 厚労省発表 ギャンブル依存 成人人口の4.8% 推計536万人
秋の臨時国会でIR法案 Integrated Resort (統合型リゾート) 通称「カジノ法案」審議予定で,成立すれば患者数増加になるという声も上がる
鈴木 奈々
安倍内閣の支持率が,今すごい下がってきてるじゃないですか。だから,このまま続くのかなって。
アベノミクスとかも,なんか下がってきてません,けっこう。(全員・笑)
田村 敦
確かに,発足時よりも「安倍内閣,どうなんだ?」って声が出てきてるけど,でも,600日続いたってことに関しては,どうですか。
鈴木 奈々
すごいと思うんですけど,今,安倍内閣,支持率が下がってきてるじゃないですか。支持率が下がってきてるから,続くのかな? このままうまく。
田村 敦
鈴木さんは,だいぶ支持率には引っ張られるほうなんですね。
鈴木 奈々
そうなんです。
田村 敦
支持率をどういうふうにとっているか僕はちょっと疑問なんだけど。
阿部 哲子
みんなの味方だから,奈々ちゃんはね。
田村 敦
記録よりも,安倍内閣がどういう内閣だったか評価しないといけないと思うが,小沢さんはどうですか。
小沢 一郎
今の(鈴木奈々氏の)お話ね,ものすごく鋭い見方だと,私は思う。
鈴木 奈々
うれしい!!!(全員・笑)
小沢 一郎
別にお世辞で言ってるわけじゃないから。(全員・笑)
田村 敦
鈴木の,鋭い意見だった,と。
小沢 一郎
はい。そういう評価だったと思いますね。
まあ同じメンバーで 600日云々というのは別として,安倍内閣が何とはなしにここまで続いたっちゅうのは,1つはやっぱり民主党のね政権に対する反動,あるいは国民の失望,そういうものがちょっと若干無気力になっちゃってる面もあるんじゃないかと思いましてね。
そういうようなことで,何とはなしに続いているということだと思いますが,今,鈴木さんのおっしゃったように,アベノミクスという類いの話も,どんどん綻びが出てきてますし,それから彼の考えている,これからの日本をどうしようとしているのか。それが非常に危うい。戦前回帰的なという評言をする人もいますけれども,危うい方向を歩み始めているんじゃないかと。
田村 敦
なるほど。
小沢 一郎
そういうことで,これは長く続かないんじゃないのという(鈴木氏の)結論に賛成です。(にこやかに鈴木氏のほうを見る)
田村 敦
まさか小沢さんと鈴木が,同じ意見だとは。(全員・笑) 喋られてる内容は全然違うんですけれども,突き詰めたら,いっしょということですね。(小沢氏・頷く) 上杉さんはどう見ていますか。
上杉 隆
内閣改造をしなかったと言うより,できなかった。内閣改造すると,奈々ちゃんが言った支持率を必ず落とすんで。それを引き上げる力があるかと。安倍さんの場合はそれをやりたくなかったというのが1つ。敦さんも指摘したように,メディアを敵に回さないということが重要。本当のことを言わないで。
本当のことを言ってしまってメディアを敵に回すと支持率は落ちるが,わかりやすく言えば小沢さんですよね。(小沢氏・爆笑)本当のこと言っちゃうの。
田村 敦
国民のために正直に言ったら,メディアに叩かれるっていう...(小沢氏・頷く)
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上杉 隆
安倍さんの場合,それをやらなかった。 その証拠に,例えばゴルフに行ってますよね,最近。僕はゴルフに行くことは賛成なんだけど,広島で大きな災害が起きた時,ゴルフに戻ったりして対応が遅れた。 日本の場合,政権の支持率の浮沈は,メディアの報道によって変わってしまうんで,メディアがどういうふうに報道を変えるかが,今後の安倍政権が長く続くかどうかに。
2000年<※ 2001年>に森(喜朗)元総理が,えひめ丸の練習船がハワイ沖で沈没したとき,当時マスコミは右から左まで産経から朝日まで,片っ端から森総理を叩いた。ところが安倍さんは今回叩かれてないんです。
※ えひめ丸
2001年2月10日8時45分。 オアフ島沖。
愛知県立宇和島水産高校の練習船「えひめ丸」が,アメリカ海軍の原子力潜水艦「グリーンビル」の衝突され,沈没した。
「えひめ丸」に乗っていた35名のうち,教員 5名,生徒 4名が死亡し,12名が負傷。
田村 敦
メディアともうまく向き合ってきたから 600日続けてこられた,と。
上杉 隆
妥協したり,メディアの幹部と一生懸命ご飯食べたり。今回もゴルフ一緒に回ってるのは,フジテレビの会長とか。あっ,言っちゃった。(全員・笑) 僕も誘われたいと思ったけど,誘ってくれないから...(全員・笑)
田村 敦
メディアのトップが運営しているそのゴルフ場に首相を招いて,ゴルフしてるってことなんですね。
上杉 隆
しかも,その後にメディアの社長クラスと,右は産経から左は朝日新聞まで皆(安倍総理と)ご飯食べてる。 悪いことじゃないが,それが余りにも頻繁なんで。私も誘ってほしいなと思ったんだけど(全員・笑)
小沢 一郎
この点に関して申し上げると,いわば宥和政策ね「仲良くしましょう,仲良くしましょう」という。そういうのと,一方で,非常に強権的な,メディア対策があると,僕は思ってるんです。
だからメディアの人は,何だかんだ表向きの話とは別に,非常に権力に怯えているっちゅうか。
そういう面も,両方相俟って,そうなってんじゃないですか。
田村 敦
(驚いて)ええーっ! なるほど。
メディアって,自分たちの都合の悪いことされたら,その政治家を引きずり下ろすみたいなイメージが,僕,あるんですけども。
今は,そのメディアが安倍政権に怯えてるっていうこと?
小沢 一郎
権力の行使を本気になってしようとしたら,何でもできるわけですよ。
田村 敦
ふうむ。
小沢 一郎
例えばテレビだって,これ,電波の許認可ですから。
田村 敦
そうですね。総務省の。
小沢 一郎
あいつダメだって外されたら。表向きは競争入札となっていても,事実上,権力で外されたらテレビ局も終わりですから。
田村 敦
うわあっ,こんな話聞きたかったの!! オレ。(全員・笑)こんなこと他のメディアで言ったら,絶対放送されないですよね。
小沢 一郎
そう,そう,そう。
田村 敦
そうなんですよ! 小沢さん,そうなんですよ。(全員・笑)こんなこと語れるってことが,オレは自由表現だと思ってて。 ほんとに思うんです。(全員・笑)
小沢 一郎
新聞だって,再販制度で社会的・制度的に守られているから,成り立ってるんですよ。あれ,自由に取っ払っちゃったら,潰れるとこはすぐ潰れちゃいますよ。
だからそこは,やっぱり,権力の強いところと,宥和策と相俟って,何となくメディアは全部「総与党化」しちゃってるんですよ。
田村 敦
僕,小沢さんは政治家としてすごい力を持って,ものすごく政策に取り組んでそれを進めていくパワーがある政治家だと思うんですけど,進めることでメディアが足を引っ張るみたいなことをいちばん体感されてると思うんですけど。(小沢氏・笑) そこはどうですか。
小沢 一郎
ですから僕から言いますと,メディアは旧体制派なんですよね。ずうっと続いてきた自民党体制,その体制の中の1つなんですよ。
田村 敦
ふうむ。
小沢 一郎
その体制を,今やもう変えなくちゃダメだというのが僕の持論なんですが,そうするとやっぱり彼等にとっては,面白くない。
田村 敦
ふうむ。
小沢 一郎
あいつは怪しからんということに...(笑)
田村 敦
だから,鈴木が見てた小沢さんの恐い一面ってのは,全部が全部じゃないかもしれないけど,ある種メディアが作った小沢さん像なんです。
鈴木 奈々
そうですよね,ほんとに。私だから今日,好きになったんですよ,小沢さん。(小沢氏・笑) 昨日までは...(全員・笑)
田村 敦
好き嫌いが変わるのはオレはどうかと思うけど。それは,会ってみて,思ったんでしょ。
鈴木 奈々
そう,そう。会ってみて思った。すごいほんとに大好きになりました。昨日までは、あんま好きじゃなかった。(全員・爆笑) 今日,大好きになりました。(全員・笑)
田村 敦
政治家としてものごとを進めていくときに,メディアと上手く付き合わないといけない今の現状を,鈴木はどう思います?
鈴木 奈々
ええっ...でも,難しいですよね。
田村 敦
600日続けられたのは,やっぱりそこが上手いことやれてる。
小沢 一郎
そう,そう,そう。
田村 敦
でも,それが国民のためなのか? っていうとこがある。
鈴木 奈々
ええっ...でも,もっと,ありのままにやってほしいなって。
田村 敦
流行りの...(全員・笑)
鈴木 奈々
ありのままに。そういうことを考えてやったほうがいいか,それともありのままに,上杉さんみたいにやるのも...(小沢氏・笑)
田村 敦
でも,小沢さんみたいに,ありのままにやったら,メディアから「おかしい,おかしい」って...
鈴木 奈々
私は,小沢さんみたいに,ありのままにやってほしいなって思いますけどね。 (全員・笑) 昨日まではほんと好きじゃなかったんです。(小沢氏・爆笑)
田村 敦
小沢さんから見て,野党としては言いづらいかもしれませんけれども,安倍さんのここは評価できるみたいな場所があれば,聞きたいなと。
小沢 一郎
例えば政策論で言うと,最初「憲法改正,憲法改正」打ち出しましたよね。ところが,どうもこれ旗色悪いと思ったら,サッと引っ込めちゃったですよね。
上杉 隆
なくなっちゃってますよね。
小沢 一郎
そして,個別的な(政策に切り替えて)集団的自衛権がどうとか,秘密保護法とか,そういうのを色んな理屈付けて進めていく。本質は変わってないんだけれども。
どうも,世間がワッと反対してくるようなことはサッと引っ込める。そういうところは,やっぱ,政治家としてしての1つの資質ですけど,上手なんじゃないですか。
田村 敦
なるほど。空気の読み方が上手いってことですね。それは,メディアに対しても国民に対しても。
小沢 一郎
そう,そう,そうです。
田村 敦
なるほど。すごい意見が聞けましたよ。
< 続く >
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◇ 参考
国民の生活が第一
生活の党 ― People's Life Party ―
http://www.seikatsu1.jp/
http://www.seikatsu1.jp/news/media/20140823ozawa-media.html
8/23 小沢代表 『淳と隆の週刊リテラシー』(TOKYO MXTV)出演のご案内
TOKYO MX TV
http://s.mxtv.jp/literacy/
動画
http://www.dailymotion.com/video/x24dap3_
生放送にゲスト・コメンテーターとして出演
✑ 鈴木奈々さんの見方は,ものすごく鋭い。安倍政権は長く続かないんじゃという鈴木奈々さんの結論に賛成です
✑ 安倍政権はメディアに対する宥和政策と,一方で,非常に強権的なメディア対策がある
✑ メディアは今「総与党化」しちゃっている。僕から言うと,メディアは旧体制派だ
✑ 権力の行使を本気になってしようとしたら,何でもできる
TOKYO MX TV
生放送 敦と隆の 週刊リテラシー
8月23日(土) 17:00~17:55
出演者(敬称略)
田村 敦,上杉 隆,鈴木 奈々,阿部 哲子
< 5時10分~22分 文字起こし。若干文章を整えました >
❏ 8月17日で第2次安倍内閣600日
阿部 哲子
< フリップによる説明 >
今週の1面ニュースの主なもの。
① 第2次安倍内閣 600日。2012年12月26日~2014年8月17日(日)
総理在職期間は戦後歴代7位。同一閣僚での内閣継続は第1次佐藤内閣425日を引離し記録更新中。安倍総理在職計966日は戦後歴代7位。
② 17日 内戦中のシリアで日本人拘束
③ 18日 辺野古 普天間飛行場の移設に反対する抗議が激しくなる
④ 20日 厚労省発表 ギャンブル依存 成人人口の4.8% 推計536万人
秋の臨時国会でIR法案 Integrated Resort (統合型リゾート) 通称「カジノ法案」審議予定で,成立すれば患者数増加になるという声も上がる
鈴木 奈々
安倍内閣の支持率が,今すごい下がってきてるじゃないですか。だから,このまま続くのかなって。
アベノミクスとかも,なんか下がってきてません,けっこう。(全員・笑)
田村 敦
確かに,発足時よりも「安倍内閣,どうなんだ?」って声が出てきてるけど,でも,600日続いたってことに関しては,どうですか。
鈴木 奈々
すごいと思うんですけど,今,安倍内閣,支持率が下がってきてるじゃないですか。支持率が下がってきてるから,続くのかな? このままうまく。
田村 敦
鈴木さんは,だいぶ支持率には引っ張られるほうなんですね。
鈴木 奈々
そうなんです。
田村 敦
支持率をどういうふうにとっているか僕はちょっと疑問なんだけど。
阿部 哲子
みんなの味方だから,奈々ちゃんはね。
田村 敦
記録よりも,安倍内閣がどういう内閣だったか評価しないといけないと思うが,小沢さんはどうですか。
小沢 一郎
今の(鈴木奈々氏の)お話ね,ものすごく鋭い見方だと,私は思う。
鈴木 奈々
うれしい!!!(全員・笑)
小沢 一郎
別にお世辞で言ってるわけじゃないから。(全員・笑)
田村 敦
鈴木の,鋭い意見だった,と。
小沢 一郎
はい。そういう評価だったと思いますね。
まあ同じメンバーで 600日云々というのは別として,安倍内閣が何とはなしにここまで続いたっちゅうのは,1つはやっぱり民主党のね政権に対する反動,あるいは国民の失望,そういうものがちょっと若干無気力になっちゃってる面もあるんじゃないかと思いましてね。
そういうようなことで,何とはなしに続いているということだと思いますが,今,鈴木さんのおっしゃったように,アベノミクスという類いの話も,どんどん綻びが出てきてますし,それから彼の考えている,これからの日本をどうしようとしているのか。それが非常に危うい。戦前回帰的なという評言をする人もいますけれども,危うい方向を歩み始めているんじゃないかと。
田村 敦
なるほど。
小沢 一郎
そういうことで,これは長く続かないんじゃないのという(鈴木氏の)結論に賛成です。(にこやかに鈴木氏のほうを見る)
田村 敦
まさか小沢さんと鈴木が,同じ意見だとは。(全員・笑) 喋られてる内容は全然違うんですけれども,突き詰めたら,いっしょということですね。(小沢氏・頷く) 上杉さんはどう見ていますか。
上杉 隆
内閣改造をしなかったと言うより,できなかった。内閣改造すると,奈々ちゃんが言った支持率を必ず落とすんで。それを引き上げる力があるかと。安倍さんの場合はそれをやりたくなかったというのが1つ。敦さんも指摘したように,メディアを敵に回さないということが重要。本当のことを言わないで。
本当のことを言ってしまってメディアを敵に回すと支持率は落ちるが,わかりやすく言えば小沢さんですよね。(小沢氏・爆笑)本当のこと言っちゃうの。
田村 敦
国民のために正直に言ったら,メディアに叩かれるっていう...(小沢氏・頷く)

上杉 隆
安倍さんの場合,それをやらなかった。 その証拠に,例えばゴルフに行ってますよね,最近。僕はゴルフに行くことは賛成なんだけど,広島で大きな災害が起きた時,ゴルフに戻ったりして対応が遅れた。 日本の場合,政権の支持率の浮沈は,メディアの報道によって変わってしまうんで,メディアがどういうふうに報道を変えるかが,今後の安倍政権が長く続くかどうかに。
2000年<※ 2001年>に森(喜朗)元総理が,えひめ丸の練習船がハワイ沖で沈没したとき,当時マスコミは右から左まで産経から朝日まで,片っ端から森総理を叩いた。ところが安倍さんは今回叩かれてないんです。
※ えひめ丸
2001年2月10日8時45分。 オアフ島沖。
愛知県立宇和島水産高校の練習船「えひめ丸」が,アメリカ海軍の原子力潜水艦「グリーンビル」の衝突され,沈没した。
「えひめ丸」に乗っていた35名のうち,教員 5名,生徒 4名が死亡し,12名が負傷。
田村 敦
メディアともうまく向き合ってきたから 600日続けてこられた,と。
上杉 隆
妥協したり,メディアの幹部と一生懸命ご飯食べたり。今回もゴルフ一緒に回ってるのは,フジテレビの会長とか。あっ,言っちゃった。(全員・笑) 僕も誘われたいと思ったけど,誘ってくれないから...(全員・笑)
田村 敦
メディアのトップが運営しているそのゴルフ場に首相を招いて,ゴルフしてるってことなんですね。
上杉 隆
しかも,その後にメディアの社長クラスと,右は産経から左は朝日新聞まで皆(安倍総理と)ご飯食べてる。 悪いことじゃないが,それが余りにも頻繁なんで。私も誘ってほしいなと思ったんだけど(全員・笑)
小沢 一郎
この点に関して申し上げると,いわば宥和政策ね「仲良くしましょう,仲良くしましょう」という。そういうのと,一方で,非常に強権的な,メディア対策があると,僕は思ってるんです。
だからメディアの人は,何だかんだ表向きの話とは別に,非常に権力に怯えているっちゅうか。
そういう面も,両方相俟って,そうなってんじゃないですか。
田村 敦
(驚いて)ええーっ! なるほど。
メディアって,自分たちの都合の悪いことされたら,その政治家を引きずり下ろすみたいなイメージが,僕,あるんですけども。
今は,そのメディアが安倍政権に怯えてるっていうこと?
小沢 一郎
権力の行使を本気になってしようとしたら,何でもできるわけですよ。
田村 敦
ふうむ。
小沢 一郎
例えばテレビだって,これ,電波の許認可ですから。
田村 敦
そうですね。総務省の。
小沢 一郎
あいつダメだって外されたら。表向きは競争入札となっていても,事実上,権力で外されたらテレビ局も終わりですから。
田村 敦
うわあっ,こんな話聞きたかったの!! オレ。(全員・笑)こんなこと他のメディアで言ったら,絶対放送されないですよね。
小沢 一郎
そう,そう,そう。
田村 敦
そうなんですよ! 小沢さん,そうなんですよ。(全員・笑)こんなこと語れるってことが,オレは自由表現だと思ってて。 ほんとに思うんです。(全員・笑)
小沢 一郎
新聞だって,再販制度で社会的・制度的に守られているから,成り立ってるんですよ。あれ,自由に取っ払っちゃったら,潰れるとこはすぐ潰れちゃいますよ。
だからそこは,やっぱり,権力の強いところと,宥和策と相俟って,何となくメディアは全部「総与党化」しちゃってるんですよ。
田村 敦
僕,小沢さんは政治家としてすごい力を持って,ものすごく政策に取り組んでそれを進めていくパワーがある政治家だと思うんですけど,進めることでメディアが足を引っ張るみたいなことをいちばん体感されてると思うんですけど。(小沢氏・笑) そこはどうですか。
小沢 一郎
ですから僕から言いますと,メディアは旧体制派なんですよね。ずうっと続いてきた自民党体制,その体制の中の1つなんですよ。
田村 敦
ふうむ。
小沢 一郎
その体制を,今やもう変えなくちゃダメだというのが僕の持論なんですが,そうするとやっぱり彼等にとっては,面白くない。
田村 敦
ふうむ。
小沢 一郎
あいつは怪しからんということに...(笑)
田村 敦
だから,鈴木が見てた小沢さんの恐い一面ってのは,全部が全部じゃないかもしれないけど,ある種メディアが作った小沢さん像なんです。
鈴木 奈々
そうですよね,ほんとに。私だから今日,好きになったんですよ,小沢さん。(小沢氏・笑) 昨日までは...(全員・笑)
田村 敦
好き嫌いが変わるのはオレはどうかと思うけど。それは,会ってみて,思ったんでしょ。
鈴木 奈々
そう,そう。会ってみて思った。すごいほんとに大好きになりました。昨日までは、あんま好きじゃなかった。(全員・爆笑) 今日,大好きになりました。(全員・笑)
田村 敦
政治家としてものごとを進めていくときに,メディアと上手く付き合わないといけない今の現状を,鈴木はどう思います?
鈴木 奈々
ええっ...でも,難しいですよね。
田村 敦
600日続けられたのは,やっぱりそこが上手いことやれてる。
小沢 一郎
そう,そう,そう。
田村 敦
でも,それが国民のためなのか? っていうとこがある。
鈴木 奈々
ええっ...でも,もっと,ありのままにやってほしいなって。
田村 敦
流行りの...(全員・笑)
鈴木 奈々
ありのままに。そういうことを考えてやったほうがいいか,それともありのままに,上杉さんみたいにやるのも...(小沢氏・笑)
田村 敦
でも,小沢さんみたいに,ありのままにやったら,メディアから「おかしい,おかしい」って...
鈴木 奈々
私は,小沢さんみたいに,ありのままにやってほしいなって思いますけどね。 (全員・笑) 昨日まではほんと好きじゃなかったんです。(小沢氏・爆笑)
田村 敦
小沢さんから見て,野党としては言いづらいかもしれませんけれども,安倍さんのここは評価できるみたいな場所があれば,聞きたいなと。
小沢 一郎
例えば政策論で言うと,最初「憲法改正,憲法改正」打ち出しましたよね。ところが,どうもこれ旗色悪いと思ったら,サッと引っ込めちゃったですよね。
上杉 隆
なくなっちゃってますよね。
小沢 一郎
そして,個別的な(政策に切り替えて)集団的自衛権がどうとか,秘密保護法とか,そういうのを色んな理屈付けて進めていく。本質は変わってないんだけれども。
どうも,世間がワッと反対してくるようなことはサッと引っ込める。そういうところは,やっぱ,政治家としてしての1つの資質ですけど,上手なんじゃないですか。
田村 敦
なるほど。空気の読み方が上手いってことですね。それは,メディアに対しても国民に対しても。
小沢 一郎
そう,そう,そうです。
田村 敦
なるほど。すごい意見が聞けましたよ。
< 続く >

◇ 参考
国民の生活が第一
生活の党 ― People's Life Party ―
http://www.seikatsu1.jp/
http://www.seikatsu1.jp/news/media/20140823ozawa-media.html
8/23 小沢代表 『淳と隆の週刊リテラシー』(TOKYO MXTV)出演のご案内
TOKYO MX TV
http://s.mxtv.jp/literacy/
動画
http://www.dailymotion.com/video/x24dap3_