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天木直人『シリア情勢への日本の対応について議論をしない国会の怠慢』

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オリンピック開催も決まったようなので、早急にシリア情勢への対応を協議すべきでしょう。残虐非道なアサド政権をこれ以上放置しておけば、犠牲者が増えるだけ、と思います。
 
 
 以下、本日の天木直人氏のメルマガより抜粋させていただきます。

   シリア情勢への日本の対応について議論をしない国会の怠慢』

 メディアも政治家も、有識者も、この当たり前の事を誰も指摘しようとしないからここで書く。

 シリア情勢に対する日本の対応策について、なぜ日本の国会だけが議論をしようとしないのか。

 キャメロン首相は米国の武力行使に理解を示そうとして議会の反対でそれをあきらめた。

 オバマ大統領は自らの判断で武力行使の命令を下せたのに、議会の承認を取り付けることにした。

 これが国民の意思を重視する民主主義国家である。

                                略

 日本は価値観外交などと呼称して自らを英米と並ぶ民主主義国家であると主張し、その価値観を共有しない国とは違うと言ってきた。

 ならばどうしてシリア情勢がここまで緊迫している時に、日本の国会は日本の取るべき政策について議論をしようとしないのか。

 議論は、米国の武力行使の是非についてだけではない。

                                略

 シリア人を人権弾圧からどうやって救うか。

                                 略

 戦争を防ぎ平和をどう守るのか。

 そして内戦という今日的な戦争に対し、国際社会はどう対応すべきか、

 といった基本問題について、国会は国民の前で議論して日本の対応を提示しなければいけないのだ。

 私が特に違和感を持つのは、日頃憲法9条を守ろうと訴えている護憲政党、とりわけ今度の選挙で勢力を伸ばした共産党の沈黙である。

 なぜシリア情勢について議論する緊急国会の召集を求めないのか。

                                 略

 安倍政権の対応を批判する事はだれでも出来る。

 しかし政治は日本の正しい対応に答えを出さなければいけない。

                                 略

 この歴史的な戦争と平和の問題について国会は沈黙したままだ。

 その対応策を政府に一任して、その政府を批判だけでは卑怯だ。

                                 略

 日本は憲法9条や平和を語る資格のない国なのかもしれない(了)

 

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